まるでエーゲ海にいるような風光明媚な小豆島ですが、実は食の宝庫でもあるのです。
オリーブをはじめ、醤油に素麺、豊富な海の幸や山の幸など書ききれないくらい。そんなわけで小豆島に行くたびに何を食べようかと迷ってしまうのですが、今回はとっておきのレストランを紹介します。

小豆島オリーブ園にあるレストラン「オリーブパレス RestlaA（レストレア）」さん。

高級そうに見えますが、実は割と気軽に立ち寄れるカジュアルなレストランなのです。

瀬戸内海を一望できるレストランでのんびり過ごすランチタイム

小豆島オリーブ園の正面をすぎて裏手にあるゆるやかな斜面を上った高台にあるレストランに入ると、そこはモダンで広々とした店内。海側は全面ガラス張りとなっていて、ここからの眺めは絶景のひと言！　オリーブの樹々越しに見える瀬戸内海は南向きということもあり、香川の本土から見るものとはまた違った風景です。

こちらのレストランでは、この素晴らしい景色とともに小豆島の名物である素麺やひしお丼、エキストラバージンオイルがかけ放題のパスタなど「小豆島の美味しい」を存分に楽しめるのがポイント。しかも、価格はちょっとしたカフェのランチ程度なので、気軽に立ち寄れるのも魅力のひとつです。

メニューを眺めながらあれこれ悩むのも楽しいひととき。せっかく小豆島に来たので、ここは地元の食材をたっぷり使ったこちらの人気メニューをチョイスしました。

特製ソースでいただくオリーブ牛のひしお丼（1,250円・税込）

彩りも鮮やかで写真映えしますよね。ちょこっと添えられたオリーブの実もかわいい！
特製ソースのほか、テーブルにはエキストラバージンオリーブオイルとオリーブ香草塩が置かれ、いろんな味が楽しめるそうです。

いやもう、解説してる間にお腹が鳴る鳴る！　あまり待たせるのも気の毒なので撮影もさっさと済ませていただくことにしましょう。

まずは気になっているオリーブオイルから。

最初のひと口から感じるこのエキストラバージンオリーブオイルの濃厚さ。いつも食べているオリーブオイルとは違ってしっかりオリーブの風味を感じます。

そして、オリーブ粉と香草などの天然素材と天然岩塩をブレンドしたという「オリーブ香草塩」をかけてみるとこれが味変！　オリーブ牛の旨味をうまく引き出して箸が進む進む。これは本当に美味しい！

実はこの2種類ですべて食べてしまってせっかくの特製ソースを味わうことができなかったのですが、モデルさんたちに聞くと「めっちゃ美味しい！」とのことでした。次は絶対一番にかけて食べてみよう。

ちなみに、小豆島産のもろみ味噌をたっぷり楽しめるこちらのメニューも人気なんだとか。
もろみ味噌とたっぷり野菜のひしお丼（950円・税込）

同行したタレント事務所の社長さんがチョイスしたのですが、オリーブオイルともろみ味噌の味がしっかり付いたそぼろと島でとれた野菜の相性がすごく良くて、こちらもとっても美味しかったそうです。

ほんと、景色もいいし、ランチもピカイチ！　またぜひ来ようと思いました。

樹齢100年。日本最古のオリーブの原木も一見の価値あり！

ランチだけで十分満足なのですが、この小豆島オリーブ園には産業用として日本最古のオリーブの原木があると聞き、せっかくなのでオリーブ園も散策してみました。

途中にあるすべり台では思いのほかスピードが出て悲鳴がでたり、

高台から望む景色にうっとりしたりしているうちに…

多くのオリーブの木に混じって、ひっそりとオリーブの原木が立つ場所にやってきました。

このオリーブの原木は、1917年に植えられたもので樹齢100年を超える立派な木です。
日本へは1862年にフランスから輸入した苗木を横須賀に植えたのが最初とされています。その後明治になって神戸で初めてオリーブオイルの採取が行われたそうですが、産業として発展するまでには至らなかったようてす。

1908年、香川県は当時の農商務省の委託を受けこの地に試験園を設置、1917年に県より試験用として初めてオリーブが配布され、そのうちの1本がオリーブ園の原木となったのだとか。ここから小豆島オリーブの歴史がはじまり、産業用オリーブの発祥の地として今に至っているそうです。

小豆島がオリーブの産地というのは有名な話ですが、あらためてその生い立ちを聞くと、先人たちの思いの詰まったオリーブに同じ県民として敬意を表したくなりますよね。

って、遊んでるんかいっ！（笑）

モデルの2人も小豆島オリーブ園でしっかり楽しんだようです。小豆島には観光スポットが目白押しですが、美味しいランチと、小豆島オリーブの歴史を知る原木目当てに立ち寄ってみてはいかがでしょうか？

おみやげを買うのも忘れずに！

おしまい。

モデル = きよか、あお（ともにズーダプロダクション所属）