昭和6年建築。パステルカラーに塗られたモダンな駅舎
たまにはカメラ片手にローカル線の旅なんていかがでしょうか?
香川の私鉄ことでん沿線にはフォトジェニックな場所がたっぷりあるのですが、駅そのものも絵になるものが多いのです。
好評のことでん駅舎シリーズ第三弾は、昭和モダンを感じさせるキュートな志度線の琴電志度駅に、サックス奏者の吉田春乃さんと出かけてきました。
さぬき市志度にある琴電志度駅は、明治44年(1911年)に東讃電気軌道の屋島駅として開業、その当時は現在の場所より約50m西側にあったそうです。現在の駅舎は昭和6年(1931年)、現在地に移設された際に建築されたものだそうです。
建物としてはこじんまりとした印象で駅舎というより待合所という広さなのですが、終着駅ということもあってか駅員さんを配置する数少ない駅となっています。
昭和初期のモダンな時代に建てられた建物って、本当にセンスが良くて、しかもどっしりとしているから安心感がありますよね。こんな駅舎なら次の電車が来るまで待ってもぜんぜん苦になりません。
乗降客を見ているとICカードを利用される方も多いようですが、都会の駅ではなかなか見られない切符を駅員さんに手渡す光景も見られ、ローカル線ならではの情緒も感じられますよ。(コロナ感染対策中のため集札箱にて対応)
駅舎の外から線路を真正面から見られるのも終着駅の醍醐味です。こういうアングルは鉄道マニアにはたまらないと思うのですがいかがでしょうか?
志度駅周辺には四国霊場志度寺の門前町として発展した古い町並みが残り、平賀源内の生家が残っていることでも知られています。ことでんに揺られて志度まで小トリップなどいかがでしょうか?
モデル = 吉田春乃 / Twitter @HarunoYoshida