屋島山上駐車場の奥、バス停などがあるお馴染みの建物に、ちょっとおしゃれでレトロな雰囲気もある喫茶店がオープンしました。

屋島喫茶 JOG さん。

以前は、ことでんの売店があった場所です。
屋島にも最近はインバウンドが増えてきて、休日平日を問わず観光バスがやってくるようになりました。この場所にちょっとしたカフェができるといいんじゃね？ と思っていたので、知らせを受けてさっそくそのオープン日にお邪魔しました。

軽食やカフェメニューのほか、お土産物も揃う、ゆったり過ごせる喫茶店

店名の「JOG」とは、能ある鷹は爪を隠し、人知れず善い行いをするという意味の「大智如愚」から「如愚=JOG」とされたそうで、ロゴは高松市在住の書家・ 真部大我氏によるものなんだそう。昭和の頃からある和風の建物に、この迫力のある筆のロゴがよく合ってますよね。

店内にお邪魔するとまずはお土産物コーナー。「AJI PROJECT」や「一和堂工芸」といった屋島近隣の工芸品からお菓子や醤油、いりこ、讃岐うどんなど、厳選したお土産物が並んでいます。

また、4月18日から始まる瀬戸内国際芸術祭2025の公式グッズも販売され、観光地屋島にある喫茶店らしさも見られました。

店内はこんな感じ。ちょっとレトロな建物なので、おしゃれに振りすぎず、どこか懐かしさを漂わせる内装がいいですね。これなら老若男女あらゆる世代がゆっくりできそうです。

気になるメニューですが、おにぎりや飯と汁のセットの軽食や、屋島で採れたはちみつを使ったオリジナルレモネード、しおのえふじかわ牧場のソフトクリームなどなど、地元のものを使ったメニューが目を引きます。今後は讃岐うどんなども提供する予定とのこと。

カウンターには焼き菓子なども売られているので、おやつ代わりにいいかも。

おいしそうなおむすびも。テイクアウトもできるそうなので、眺めの良い場所で食べてもいいですね。

小豆島の佃煮を使ったおむすびも気になったのですが、今回は炊き込みご飯とお汁のセット（850円）をお願いしました。

いや、なんかかわいい。
いりこ出汁に、屋島近隣で採れた野菜や地元の味噌を使った具だくさんなお汁と、季節を感じる炊き込みご飯。その時々の旬のものを使うので、どんな炊き込みご飯とお汁になるのかはお楽しみとのこと。

この日の炊き込みご飯は、タケノコと桜エビかな？　とっても春らしくて素敵。

ひと口食べると、なんだか瀬戸内海の潮風が口の中に広がって行くイメージで、がっつくよりひと箸ひと箸味わいながら食べたい逸品。
お汁もすごく優しい味で、ほのかに感じるいりこと、野菜の旨味がじんわり染み込んだお出汁がとっても美味しい！

ちょっぴりおしゃれでレトロな喫茶店でいただく旬のランチは、どこか人の温もりを感じる美味しさで、ついつい長居をしてしまいそうになるほど心地良かったです。

屋島に行かれる際はぜひどうぞ！