街の中心が瀬戸内海に面した高松市。
今から約18年前にサンポート高松をはじめとするウォーターフロントが気に入ってここへ移住してきた僕は、今でもこの街が大好きなのですが、欲を言えばひとつだけ物足りないものがあります。
それは、都会的な川の風景です。
福岡、広島、大阪、京都、名古屋、東京… などなど多くの都市にはその中心部に川が流れていて、そこに架かる橋や親水公園などが街の景観を彩っています。出張などでそんな風景を見るたびに「ああ、こういうのもいいよな…」なんて思うのです。
といっても昔の大名じゃあるまいし、川を引っ張って来るなんて到底無理。ないものねだりをしてもしょうがないので、お隣の徳島まで行ってきました。都会的な川の風景って、なかなかいいものでしたよ。
水の郷100景に選ばれた水の都に流れる新町川
徳島市の阿波おどり会館手前の新町地下駐車場に車を停めて、まずは新町橋東公園までやってきました。この日はひっそりとしていましたが、ここでは阿波踊りをはじめ、さまざまなイベントをやっているようです。
対岸が見渡せるちょうど良い川幅。橋やその周りに建つビルの感じもいいですね。
せっかくなので、適当にぐるりと一周してみましょう。
まずは「しんまちボードウォーク」を川沿いに散策してみましょう。このボードウォークはその名のとおり木が敷き詰められた遊歩道で、土日などのイベントがある日にはマルシェ的な賑わいになるそうです。
訪れたのは阿波踊りが終わったばかりの土曜日だったので、まさに祭りの後の静けさが漂っていて、これはこれでのんびり散策するのにはちょうど良かったです。
しんまちボードウォークの終点、両国橋までやってきました。ここには阿波踊りの銅像があって、徳島に来たな~って感じがする。
橋を渡って対岸に行きましょうか。
橋からの景色もなかなかのものです。
両国橋を渡ったら、ぐるりと一周するイメージでしんまちボードウォークの対岸にある「新町川水際公園」を歩いてみましょう。ここもいい感じ!
てか、暑すぎてヤバい!
ふと見ると「ひょうたん島クルーズ」の遊覧船乗り場があって、そこには「氷」という引力強すぎな旗がはためいているではないか! かき氷だけでもいいですかと聞くと「どうぞどうぞ!」と快諾いただいたので遊覧船乗り場でしばし休憩することにしました。
いやもうほんと、かき氷を発明した人にローリングしながら感謝を伝えたい! 日陰に入ると川面を伝って入って来る風が心地いいし、ほんと生き返りました。
かき氷を発明した人は分からないので、かき氷を作ってくれたお兄さんにお礼を言わせていただきます。ありがとうございます! とっても美味しかった!
さてこちら側の新町川水際公園に入ると、階段があったり緑があったりと割と凝った造りの公園になっているという印象。普通に歩くだけでも絵になります。
魚のオブジェがかわいい。
遊覧船が通ると手を振ってくれるし、徳島の人は意外とフレンドリー。さすがにこの時期は暑くて大変だったのですが、もう少し涼しくなったらまた来てみようと思いました。夜のネオンとかイルミネーションとか綺麗みたいですしね。
高速使えば高松から1時間ちょっと。意外と近いので、川の都市風景を見たくなったら徳島へぜひどうぞ。
なお今回モデルになってくれたのは、ガーカガワ初登場の花菜(はるな / Instagram @haruna_haruchan)さんでした。
おしまい。