こんにちは。
性教育と言えば、不良どもがうら若き女性教師をこんなふうにからかうシーンを思い出すガーハラダです。
いつの時代の学園ものやねん!(笑)
突然ですが、今までぽよぽよしていた息子から、
ある日バナナを食べながら不意にこんな事を聞かれたら、さてあなたは何と答えますか?
※バナナに深い意味はありませんよ、奥さん(笑)
うら若き女性教師のようなママさんならともかく、
普通はなんとか母親らしく何かしら答えようとしますよね。
でも、不意を突かれてしまうと、返答に困って適当に誤魔化したりしてしまうのはよくある話です。
で、後で「ちゃんと話さないといけなかったのでは?」なんて後悔する事もあるかもしれません。
という事で!
そんな、悩めるママさんたちのために、今回は一般社団法人ファミリーベースネットさんが主宰する「男の子の母のための性教育セミナー ~学校では教えてくれない性のこと~」に参加してきました。
概要を簡単にリポートしますので、ぜひご覧下さいね!
なぜ家庭での性教育が必要なのか?
今回は、講師として弁護士・誕生学アドバイザーとして活躍されている仙頭真希子さんをお迎えしてのセミナーでした。
子供の性教育についてお悩みのママさんたちが多いのか、会場にはかなりの参加者が来られていました。
冒頭に、参加者の皆さんからの体験談が発表されたのですが、
「母親と男の子との体の違いについて、子供にどうやって伝えたら良いのかわからない」という事を具体例も交えてお話しされていました。
実際問題として、親となっている皆さんが子供の頃に性教育をしっかり受けたという経験がまずないでしょうし、ましてや異性である息子さんですからね。悩まれるのも仕方ないと思います。
ちなみに、元男の子だったガーハラダはどうだったのかというと、両親から性教育的な事はまったくされませんでしたし、学校でも1、2時間程度かな、保健体育の授業でそれらしい内容があっただけです。
ほぼ、友達から聞いたり、エロ本からそういう知識は吸収していました(笑)
昔は性に関する知識はエロ系青年雑誌等からほぼ授かったので、まぁ過激なものはともかく、あれはあれで必要悪だったのかも・・・ なんて、ふと考えたりしました。
と、僕のどーでも良い青い体験は置いといて・・・
ひととおりママさんたちからの事例を共有した後は、じゃぁ、なぜ性教育が必要なのか? といった背景的なお話から講義がはじまりました。
そのポイントとして、
- 商業的性情報が氾濫し、30年前に比べて600倍! 放っておくと、誤った知識を吸収してしまう。
- 性=ポルノという価値観を取り込んでしまう前に、いのちをつなぐ性について、正しい知識を家庭で伝えて行く必要がある。
- 子供は本当の事を教えてほしい。赤ちゃんはどうやってできる?どこから生まれてくる?などの疑問に正しい回答をする。
- 誤った知識を持つことによる「性的虐待」や「性犯罪」などの被害者や加害者になる事を未然に防止する。
といった事でしょうか。
私たちが子供だった頃と比べると、インターネット等からの情報は簡単に入手できる状態です。ネットリテラシーの低い子供たちを誤った性の情報から守る意味でも、家庭での性教育は重要さを増していると言えるでしょう。
じゃあ、どう息子に教えて行けばいいの?
ご家庭での性教育の重要さが分かったところで、具体的な手法についてのお話です。
ここも要点だけお伝えしたいと思います。(僕が講義を受けて感じた内容なので、講師の仙頭先生との見解の相違があるかもしれませんが。)
性の事だけを特別に考える必要はない。
家庭での教育は単独で完結するものではありません。普段、親として子供には意識するしないに関わらず、いろんな事を教えているはずです。
それらと同じようなベクトルで、ことさら意識する事なく自然な会話で対応すると良いと思います。
まずは、子供さんからの質問を肯定的に受け止めてあげると良いらしいです。
「なぜそれを知りたいと思ったの?」「それを知りたいと思ったのはすごい事だよ」などの受け止め。
いきなり聞かれて慌てないよう、ある程度伝え方を意識しておく。
そもそも親である私たちが、しっかりとした性教育を受けた経験がほとんどない。
そんな状態で我流で話したところで、きちんと子供に伝えられない事が多いと思います。まずは、親である私たちが正しい知識を習得し、子供さんが理解しやすいよう頭の中でまとめておくと良いでしょう。
言葉で伝えるのが苦手なら、絵本を使うという手も。
子供によっては、素朴な疑問を親にぶつけない子だっています。
また、いざ話すとなると、デリケートな話だけにタイミングがつかめない事もあると思います。
そんな時には、絵本を使って読み聞かせるという方法が簡単で良いのではないでしょうか?
ちなみに、仙頭先生がおすすめされていたのは、「おちんちんのえほん」(やまもとなおひで ポプラ社)です。
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これなら、親もそうですが、子供さんも自然に見て会話する事ができそうですね。
夫婦一緒に取り組む事も必要。
これは僕の個人的な感想なのですが、小さいうちはともかく、小学校高学年ともなると、男の子は母親に性の話しは逆にしたくないし、されたくないと思うのではないでしょうか?
実際、僕が年頃だった頃は、エロ本を隠しているのを父親に見つかるより、母親に見つかる方が恥ずかしかったです。
精通を経験したときも、母親にはそっとしておいてほしかったですね。
そこで活躍するのがお父さんだと思います。
だって、自分がそうだったから男の子の気持ちも分かるはずです。「ママには内緒だけど、お父さんもお前の頃にはエロ本隠してておばあちゃんから怒られたよ」なんて事から話せば、そこは男同士、ちゃんとした話ができるかもしれませんよね。
母親だからしっかりしないと・・・ じゃなく、ご主人に頼る時は頼っても良いのではないでしょうか。
ひとりで悩まずに、お気軽に相談を!
その後もグループワークや仙頭先生を囲んでの懇談会が開かれました。
ほぼ女性しかいないセミナーだったので、みなさん意外とデリケートな話までしっかり相談されていました。
ちょっとだけ、聞いてて恥ずかしかったです・・・
ちなみに僕は一番後ろで空気になっていましたし、何せオネェキャラですので、皆さん男として意識されなかったようです(笑)
最後にひと言だけ、講師の仙頭先生から読者の皆さんにメッセージをいただきました。
弁護士の先生なので、相談するのも敷居が高いかもしれませんが、このようなセミナーに参加してみたり、先生からもご案内があったFacebookのグループに参加される事から始めてもいいかもしれませんね。
尚、今回このような大変意義のある企画を主宰されたのが、一般社団法人ファミリーベースネットの皆さんです。
左から、細岡さん、管東さん、吉川さん。
今回のようなセミナーや学校などでの公演等、精力的に活動されています。
今後の開催については、web等でチェックなさって下さいね!
おしまい。