こんにちは。
一度、銭湯の番台に座ってみたいと思っているガーハラダです。
決して、よこしまな妄想にふけっているわけではありません。
さて今回は、多度津町の古い町並みが残る本通に古銭湯をリノベーションしてオープンしたレトロなカフェがあると聞き、強引に西讃に仕事を作ってやってきました。
仕事のついでなのか、カフェのついでに仕事なのか自分でもよく分かりませんが、たくさん撮影してきましたのでぜひご覧くださいね。
元は歴史ある銭湯だった、藝術喫茶 清水温泉
多度津町の古い町並みが続く一方通行をとろとろ運転していると、道沿いにハイカラな建物が見えてきました。
藝術喫茶 清水温泉さん。
というか、そうと知らなかったら完全に銭湯と間違えそうです。
聞けば、大正時代に建てられ30年以上前に閉鎖になった銭湯を約半年かけてリノベーションされたそう。
高齢化が進む同地域に若者を呼び込もうと、地元の有志によるまちづくりグループが立ち上がったわけですね。
駐車場は、お店の向かいの道を少し進んだ先にあります。
こんな看板ひとつを取っても当時の様子が伝わってきて、めっちゃいい感じです。
さっそく暖簾をくぐってみました。
って、いきなり女湯!!
元々銭湯だったので、当然男女別に入口が分かれています。
今はカフェなのでどちらから入っても良さそうなものですが、なんとなく女湯から入るのは引け目を感じたので、隣の男湯と書かれた入口から入りました。
無駄に小心者なのです(笑)
本来なら男女別に分かれていたであろう脱衣場がひとつの空間になっていたので、ちょっとだけドキドキしました。
古い銭湯をリノベーションしただけあって、店内にはその名残がたくさんあります。
今でいうロッカーとか、
なぜか石鹸もろとも残してある番台。
お風呂なんて、そのままテーブルになってるし!(笑)
銭湯に付き物の壁画はさすがに当時の物は残せなかったので、オーナーの息子さんが突貫工事で描いたそうです。
なかなかの迫力ですよね~!
地域の人の輪を大切にしたい。
店内をうろうろ見て回って度肝を抜かれすぎて、すっかりランチを忘れるところでした。
今のところメニューはこんな感じです。
レトロ感のあるカフェなので、レトロっぽくナポリタンでもいいかなと思ったのですが、せっかくなのでおすすめの豆腐ハンバーグをお願いしました。
豆腐ハンバーグ(サラダ、スープ、ライス付き)1,000円
あっさりとした豆腐ハンバーグに、こってりデミグラスソースがよく合います。
シャキシャキなサラダも、ドレッシングがあっさりしていてとても美味しかったです。
食事とセットでドリンク類は200円。
ジンジャーエールをお願いしましたが、瓶がレトロっぽくてお店の雰囲気とよく合いますよね。
欲を言えば、シャレでコーヒー牛乳とフルーツ牛乳がメニューにあればSNS映えするんじゃないでしょうか(笑)
ランチを美味しくいただいたところで、少しオーナーの日高さんとお話ししました。
全国的に見ると、こういう銭湯をリノベーションしたカフェはそう珍しくないそうですが、清水温泉さんがめざしているところは「人とのつながり」なんだそう。
元々は地域の活性化の一環として長らく放置されていた古銭湯をリノベーションされたそうですが、単に商売としてカフェを作ったというよりは、カフェという場所があれば人は集まって来やすいという事なのでしょう。
人が集まって来れば、当然地域は活性化してくるわけですので、そこで「人」を中心に次々と面白い事が出来ればいいですよね。
日高さんのお話を聞いていると、フツフツと内に秘めた静かな熱意を感じました。
これから多度津がどう変わっていくのか、僕もなんだかとっても楽しみになりました。
楽しくて、美味しくて、今後なにかしら仕掛けが有りそうな藝術喫茶 清水温泉さん。
皆さんもぜひ多度津にわざわざお越しください(笑)
おしまい。
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