うどんが好きすぎて脳がうどんになってしまった元人間の妖怪だけに、おいしいうどん屋さんはこの人に聞けば分かるかも？
と、誘ったらノリノリで「一緒に行くツル！」とツルッとスタートしたこの企画。
その22玉目は、お昼時の1時間しか営業していない坂出の人気店「日の出製麺所」さんです。

こちらのお店は行列に並ぶのがマストなので、ツルちゃんもお行儀よく並びます。

というか、普通に行列に馴染んでいて笑った。

「たった1時間しか営業していないうどん屋さん」として知られている日の出製麺所さん。昭和5年創業という老舗ですが、本来はうどん屋さんではなくて製麺所です。
最近ではうどん屋さんの名前自体が〇〇製麺所となっているお店も多いのでわけの分からないことになっていますが、こちらは純粋に麺を製造する製麺所。店頭では玉売りやお土産・贈答品を販売していたのですが、ある時「店頭で食べさせてほしい」という申し出にどうしても断れなくて、店頭で食べるうどんも提供するようになったそう。
なので、本業の製麺所に差支えが出ない程度によいものを提供するためには、11:30～12:30の1時間の営業が限界なんだとか。尚、12:30までに並べば大丈夫だそうです。

行列に並んでいると、やがてお店の方が注文を聞きにやってきます。
うどんの注文は、あつい、ぬるい、冷たい、釜玉、それぞれ麺の量は小（1玉）、中（1.5玉）、大（2玉）から選べます。
そして、皆さんが開店前から行列を作るのには理由があって、開店から約100食分は香川県産の小麦粉「さぬきの夢」を使った麺がいただけるのです。100食以降に提供される日の出製麺所ブレンドの小麦粉でも十分美味しいのですが、「さぬきの夢」を目当てに並ばれる人も多いそうです。

回転が早いので、行列の割にはそれほど待たされることなく無事店内に。おじさんがぼーっとしている間もなくうどんがやってきました。

散髪してすっきりしてる（笑）

おすすめもなにもシンプルにうどんだけ！
各テーブルに並べられた熱い出汁や冷たい出汁、ぶっかけ用、だし醤油、そして薬味などでお好みでどうぞ。ツルちゃんは、これにちくわ天（70円）もチョイスしました。

さっそくだし醤油を軽くかけていただくと、これが讃岐うどんの王道、お手本と言っていいコシのある麺。それでいて、ほど良い弾力感があって表面はツルツル、これは並んででも食べるわ～！　ほんと、美味しい。

いりこのだし醤油も風味が良くて最高！

買って帰ろうと思ってたのに、撮影してたら買うの忘れた…　この醤油、我が家ではうどんより玉子かけご飯に使っているのは内緒の話し（笑）

美味しくいただいたら自己申告制でレジにお金を払いましょう。ついでにお土産用の麺などいかがでしょうか？
お土産用の麺などの物販については9:00～16:00の営業です。

早くから並んで「さぬきの夢」を食べた後、もう一度並んで日の出製麺所ブレンドの麺を食べ比べる猛者もいるんだとか。並んででも食べたい超有名店の王道うどんをぜひ召し上がれ！

日の出製麺所さん、ごちそうさまでした。ツルツルウェイ！