突然ですが、「久しぶりに雪景色見てぇ~!」と思ったことはありませんか?
そう、「久しぶり」というのがミソで、若い頃はスキーバスに乗って「私をスキーに連れてって」状態だったおじさん、おばさん世代なら、ひと冬に3度はきっと雪景色が見たくなるはずです。
まれにうっすらと雪が積もったりすると、子ども以上にはしゃぎたくなるのは、きっと「私をスキーに連れてって」が潜在意識の中に刷り込まれてしまっているのでしょう。
という事で、ある日サブスク動画で「北の国から」を見ていたら無性に雪景色が見たくなったので、標高911mに位置する第66番札所・雲辺寺に行って来ました。(私をスキーに連れてってとちゃうんかいっ!)
雪の雲辺寺。土日祝日には雪遊びも楽しめるよ!
朝、家を出た時には晴れていたのに、観音寺市内に入った頃には雪がちらほら… 遠くの山々にはどんよりとした雲がかかっており、「もしかして、やらかした?」と思ったのですが、ここまで来たのだからと雲辺寺ロープウェイに飛び乗りました。
ちなみに、雲辺寺ロープウェイの乗車口である山麓駅付近までは下界とほぼ同じ道路状況なので、よほどのことがなければノーマルタイヤで大丈夫だそうです。
ロープウェイに乗って標高を上がっていくと、眼下に雪景色が広がってきました。なんだかワクワクしてきますね。
ちなみに、ロープウェイの運賃は大人往復2,200円ですが、2022年2月14日までは観音寺市の観光促進策により利用後申請すると1,000円(ひとりあたり)を超えた額を還元してくれます。詳しくは観音寺市のホームページをご覧ください。
スタッフさんにお聞きすると、雲辺寺山頂付近は氷点下なので、数日前に積もった雪がそのまま溶けずに残っているそう。遊歩道は除雪していますが、ところどころ凍結しているのでご注意くださいとのことです。
そして7分間の空中散歩を楽しんだところで雲辺寺山頂です。まずは、第66番札所・雲辺寺に参拝します。
平日のこんな日だから誰もいないと思ったら、ぼちぼち参拝される方がいらしてびっくり。「こんにちは~!」なんて挨拶が自然と出てくるのは、この寂寥とした景色からくる人恋しさなのか。
雪をまとった雲辺寺はさらに美しくて、まるで信州かどこかの雪国にある名刹のようです。
それにしても寒いっ!
この日の山頂付近の気温はマイナス2度だったのですが、風が強めなのでさらに体感温度は下がります。もっとじっくり撮影したかったのですが、ヘタレてしまいました…
そして、こちらは人気の天空3点セットのある雲辺寺山頂公園。
先月、莉夢(りゆ)ちゃんと取材に来た時はまだ雪は積もっていなくて、このような晴天の絶景が望めたのですが、さて今回はどんな表情をみせてくれるのでしょうか?
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雲辺寺山頂公園のレストハウスを抜けると…
めっちゃどんより…
てか、目の前すぐそこにやばそうな雲が近づいて来てるやん!
これはさっさと撮影しないとエライ事になりそう。
ふと見ると、こんもりとした雪の山が…
これは、雪に触れる事のなかなかない香川の子どもたちに雪遊びを体験してもらおうと、スタッフの皆さんがスノーマシーンを使って人工的に積もらせたものです。2月末までの土日祝日に利用可能で、長靴やソリなどの無料レンタル(数に限りあり)も利用できるそうです。
人気の天空のブランコも雪に覆われるとまた違った映え写真が撮れそうですね。
天気が悪くてイメージがつかめないかもしれないので、晴天の空を合成してみました。
いかがでしょうか?
と言ってる間にいよいよ天候がヤバくなってきたので急いでレストハウスに避難します。
すると間もなく…
ヤバっ…
急にすごい吹雪!
山の天候は変わりやすいと言いますが、あっという間にホワイトアウト寸前まで真っ白になりました。
これはこれで非日常な体験ができて画ヅラはともかく僕的には良かったのですが、これはレストハウスがあったからこそ。皆さんも天候に不安を感じたら、早めに避難するようにしてくださいね。ナメてるとほんとヤバいです。
吹雪も落ち着いてきたので帰路につきます。
こんな天候で、しかも利用客なんてほとんどいないなのに、ちゃんと定刻通りに運行されている雲辺寺ロープウェイさんにはほんと脱帽です。
今回もいろいろ親切にしていただきありがとうございました。
雪景色に猛吹雪という非日常を体験したのですが、今回はちょっとナメていたので、次回はもっと防寒対策をバッチリ決めて、またじっくりと雪景色を撮影したいと思います。
みなさんも、近場で楽しめる雪国を体験してみてはいかがでしょうか?