こんにちは。
今回はちょっと気合の入っているガーハラダです。
いつもなんとなく眺めている屋島ですが、ふと屋島山頂からの夜景が撮りたくなって思案しております。
なぜ思案しているのかというと、実は私、夜景を撮るのがめっちゃ苦手なのです。
落ち着きのない性格が災いしてか、気合を入れて撮影した写真が高い確率でこんな悲惨な状態になってしまいます。
そう、ブレブレですわ!(苦笑)
そこで、いろいろ調べてみると、どうも手ブレが原因らしく、それを解決するためには三脚が必要であるという事がわかりました。
という事で、今回は気合を入れて三脚を用意しました!
どうです?
気合が入ってるでしょう?
という事で、さっそく屋島ドライブウェイを走らせ、屋島山頂に向かいました。
おっ!
いい感じに暮れてきました。
さっそく三脚をセットして、まぁせっかくだからと夕暮れの瀬戸内海を撮影していると・・・
わっ! すげーーっ! デスラー砲やん!!
そこへ現れたのは、でっかい望遠レンズを装着して意味があるのか不明なベストを着ているカメラマニアのおじさん!
もうね、シャカシャカシャカと軽快なシャッター音を響かせながら、手すりに身を乗り出して撮影されているのです。
気合を入れたはずの私は、あの巨大なデスラー砲に圧倒されて、つい、すごすごと後づさりしてしまいました。
それでも邪魔にならないように夕景を撮影していると・・・
と、デスラー砲を片手に声をかけてくるじゃありませんか!
ちなみに、顔出しは恥ずかしいとの事でイラストで登場していただきました。
一瞬、誰に話しかけているのかが分からなかったのですが、近くには私しかいませんからね。
「そうですね~」なんて、適当な会話をしていたのですが、ふと名案が浮かんだのです。
それは・・・
デスラー砲を持っているくらいだから、なかなかのカメラマニアに違いない!
この際だから、夜景撮影のコツを聞いてみよう!
我ながらなかなかの名案です。
という事で、もし断られたらめっちゃ気まずいのですが、思い切って聞いてみました。
ちなみに、おじさんがイラストなので私も合わせてみました。
おじさんには、きっとこういう美男子に見えているはずです。(キッパリ!)
なるほど。
確かにカメラの設定をオートにすると、大きな失敗はない代わりに少し味気ない写真になる気がします。
今まさに目の前に広がっている美しい夜景、この肉眼で見る美しさをそのまま切り取って撮影できたら素敵ですよね。
光の多い昼間だとシャッターが早く切れるので手ブレは出にくいのですが、光量の少ない夜景撮影はシャッターが極端に遅くなるので少しの振動でもブレにつながるそうです。
シャッターを自動で切ってくれるセルフタイマーを使用する事で、手ブレを無くす事が出来るんですね。
本当はレリーズといってリモコンでシャッターを切るパーツもあるそうなのですが、そこまで本格的に揃えている人は少ないでしょうしね。
カメラの設定はISOとホワイトバランスを抑えるべし!
デジタルカメラの場合、ISO感度とはデジタルカメラが光をとらえる能力を表す値です。
デジタルカメラは、撮像素子に当たった光を電気信号に変えて処理します。
ISO感度を上げることは、電気信号を増幅することです。ISO感度を2倍にすると電気信号は2倍になります。
ISO感度を2倍にすると撮像素子に当たる光の量が半分で適正露出になります。
つまり、ISO感度をISO100からISO200に上げると、同じ絞り値(F値)であれば2倍速いシャッタースピードで撮影できます。ISO200からISO400に上げた場合も同様です。
暗い室内などではシャッタースピードが遅く、手ブレや被写体ブレが発生してしまうことがあります。しかしISO感度を上げれば、シャッタースピードを速くしてブレを抑えることができます。「暗いシーンでISO感度を上げるとよい」と言われるのはこのためです。
ISO感度は撮影者が決めることも、カメラが自動的に決めるようにすることもできます。
カメラのメニューを探したら「ISO」という項目がありました。
オート設定だとカメラがそのシュチュエーションに合わせて勝手にISO感度も調整してくれますが、これを手動で設定するわけですね。
手持ちで撮影する時は暗くても早くシャッターが切れるISO1600以上に設定するのがおすすめ。
ただし、おじさんが言ったように、写真全体にかすんだようなノイズが入りやすいとの事。
手ブレしない三脚だとISO感度を100程度に一杯に下げて、その分シャッターは開きっぱなしになるので、時間をかけて光を集めて撮るというイメージですね。
ホワイトバランスとは、被写体に当たる光の種類に応じて変わる色味を調整して、白いものを白に近い色に仕上げる機能です。
被写体には太陽光や電球の光、蛍光灯の光などさまざまな種類の光が当たります。肉眼ではどの光も同じように無色透明に感じますが、実は光の種類によって色が着いています。
デジタルカメラの撮像素子はこの光の色の違いをそのまま出力するため、このままでは光の種類によって写真全体に色が着いてしまいます。
この余計な色(色かぶり)を取り除くように自動調整してくれるのが、ホワイトバランスの中のオートです。
いろいろ教えてもらっているうちにすっかり辺りが暗くなってきました。
そこで、まずはいつもどおりホワイトパランスをオートで撮影してみました。
ホワイトバランスには他にも種類があって、おおよそこんな感じに撮れるそうです。
- 晴天・・・・・赤みが増す
- 曇天・・・・・さらに赤みが増す
- 蛍光灯・・・・青みが増す
- 電球・・・・・さらに青みが増す
最初は何度か試し撮りをして、好みに合ったホワイトバランスを設定すると良いでしょう。
実際に夜景を撮影してみました。
では、おじさんから教わった事をもう一度おさらいすると・・・
三脚を使って、シャッターはセルフタイマーで。
ISO感度は低く、ホワイトバランスはお好みで設定する。
となります。
では、以上を踏まえて実際に撮影した写真がこちらです。
サンポート高松方面です。
次は、木太町から栗林方面ですね。
イオン高松東店付近
そして、サンポート高松を望遠で撮影してみました。
いかがでしょうか。
一番最初のブレブレ写真から比べると格段の進化ですよね。
昼間の屋島山頂も絶景ですが、あなたのカメラの設定を少しいじって夜景撮影にもぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
また違った世界が広がりますよ~!