春らんまん! 県内あちこちから花の便りが届くようになりました。
この時期になると、美しくキュートな花々を求めてカメラ片手にあちこちお出かけになる人も多いと思いますが、今回はとっておきの場所を紹介します。
三豊市沖の瀬戸内海に浮かぶ島・志々島。
こちらでは、島に住む元花き農家の女性とそのご家族が丹念に育てたお花畑が見ごろを迎え、多くの人が訪れています。コロナ禍の渡航自粛要請などもあってなかなか行くことができなかったのですが、ようやくこの時期に行くことができましたのでレポートしますね!
芝桜やネモフィラ、キンセンカなどバラエティに富んだ花々が咲き誇る!「天空の花畑」
まずはアクセスから。
志々島へは三豊市詫間町の宮の下港から定期船で約20分。本数が限られているうえ、定期船の定員は70名なのでギリギリに行くと乗れなくなることもあります。20~30分前には到着して並ぶようにしましょう。
また宮の下港付近の駐車場は三豊市詫間庁舎ほか5カ所が指定されています。詳しくは三豊市のwebサイトをご覧ください。
我々が利用したのは宮の下港13:15発の定期船。平日にもかかわらずかなり混雑していました。
島に到着してまずはお目当ての「天空の花畑」に向かいます。瀬戸内の島らしいのどかな集落を抜けて案内表示に従って進むと、いきなり冒険心をくすぐられるような通路が…
ここから先、山道が続くのでスニーカーなど歩きやすい靴がおすすめ。今回モデルで同行してくれた吉田春乃さんは「これ、意外と歩きやすいんですよ」と足に馴染んだブーツでしたが、僕の事前リサーチが甘く、ちょっと大変な思いをさせてしまいました…(ほんと、申し訳ない…)
また志々島にはざっと見たところ自販機もなかったので、飲料水やお弁当などは事前に調達しておきましょう。
そして、志々島の船着き場から山道を登ること約20分、いきなり美しく咲き誇る菜の花とマーガレットが我々を出迎えてくれました。
ネモフィラやキンセンカも綺麗! 高台にあるので、眼下の瀬戸内海とのコラボが感動ものです。
高台の頂上には休憩処が設けられ、そこからの景色はさらに凄い! まさに「天空の花畑」そのものです。
眺めの良いブランコがあったりで、眼下のお花畑の美しさとともにしっかり楽しませていただきました。
「天空のお花畑」は5月末頃まで楽しめるそうです。
せっかくなので、志々島の名所・大楠と展望台にも立ち寄ってみた。
せっかくなので、「天空の花畑」の休憩処の裏手を抜けまずは「楠の倉展望台」を目指して散策することに。しばらくは、むしろこちらの方が天空感があるんじゃね? と思えるほどの素晴らしい景観が続きます。
その後の山道は起伏があってちょっと大変でしたが、ところどころ桜も残っていたり新緑が綺麗だったりで、おおよそ20分の徒歩もそれほど苦になりませんでした。
そして、その「楠の倉展望台」はちょっとメルヘンチックでかわいい展望台でした。
「楠の倉展望台」からさらに5分ほど歩いた先にある「志々島の大楠」は圧倒的な存在感!
樹齢1200年と言われている大楠はまさに「鎮座」という言葉がぴったりなほどの迫力です。四方に広がる太い幹が神秘的で、ちょうど太陽が枝の間から降り注ぐ時間帯だったこともあり、自然の不思議なパワーを感じることができました。
いろんな種類の花が咲き、とってもキュートでカラフルなお花畑と、自然の豊かさや瀬戸内海の多島美をたっぷり感じる志々島は今がベストシーズン!
春の行楽のひとつに加えてみてはいかがでしょうか?
おまけ…
実はハチが苦手で、天空の花畑の休憩処に綺麗に咲いていた藤棚に近づけなかった春乃さんの塩対応っぽい表情(笑)
おしまい。
モデル = 吉田春乃 / Twitter @HarunoYoshida