取材や撮影の日に雨だったりすると「機材も濡れるしやだな…」とブルーになったりするのですが、そうは言っても降るものはしょうがない。そこで当日になってロケ先を変えたり、逆に雨だからこそ撮れる写真をイメージしてみたり、わりとそこは工夫でなんとかなるかなと思っています。
雨の日には雨の日なりの良さがあります。
ショッピングモールや屋内の遊び場にお出かけするのもいいのですが、少々濡れてもいいぐらいに開き直ってみると、人は少ないし、雨に濡れた景色も情緒があったりで、案外雨の日もいいものだなと思うかもしれません。
そこで今回は、今まで取材や撮影に行った場所の中から傘を差してでも行きたい雨の日に映えるスポットを5つ選んでみました。これから梅雨も来ますし、雨の日のお出かけ先の参考になれば嬉しいです。
【注意】雨の日がおすすめといっても豪雨や強風などの荒天はもちろん例外です。あまり無理をせず行動しましょう。
紫雲出山の紫陽花(三豊市)
まずおすすめしたいのが、むしろ雨の日にこそ行ってもらいたい紫陽花の時期の紫雲出山(しうでやま)です。
紫陽花に限らず花は一般的に曇りや雨の方がふんわりと撮れますし、雨のしずくが付いた紫陽花は増し増しで絵になります。
また雨の日は、紫雲出山から眺める霞がかった瀬戸内海が幻想的でとっても綺麗ですよ!
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こんぴらさん参道(琴平町)
休日ともなると観光客で賑わうこんぴらさん参道ですが、人が多いとなかなかゆっくりと撮影できないんですよね。
先日の取材も「土曜日だしきっと人が多いよね…」と思っていたのですが、たまたま雨と重なり、おかげでゆっくり町歩きをすることができました。
こういう風情ある町並みは雨に濡れると趣が増すんですよね。お土産屋さんや飲食店などが多いので、雨脚が強くなれば雨宿りできる場所が多いのも魅力です。
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栗林公園(高松市)
意外に思われるかもしれませんが、県外から来られる人から「もし雨が降ったらおすすめのところありますか?」って聞かれたら、まず思い浮かべるのがここ栗林公園です。
傘を差して歩き回るのは大変かもしれませんが、雨に濡れた樹々は緑が増し美しさに磨きがかかります。葉のしずくや池の波紋などよく観察すると雨ならではの映え写真が撮れますよ。
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庵治町周辺(高松市)
言わずと知れたセカチュー(世界の中心で、愛をさけぶ)のロケ地。雨の日は特に映画の世界観と重なり、シネマチックな写真が撮れるような気がします。映画のロケセットが残るカフェもいいですが、周辺の街や漁港をぶらつくのもしっとりとしていいかもしれません。
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高松市中心部街歩き(高松市)
高松市中央商店街周辺やサンポート高松周辺も雨の日にこそじっくりストリート写真を撮りたい場所です。
ことでん瓦町駅周辺はディープな路地などが多いですし、サンポート高松に行くとついビルなどが映り込んでいる水溜まりを探してしまいます。
この辺りは説明不要だと思うので、買い物やカフェ巡りなどのついでにファインダー越しの世界を楽しまれてください!
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【おまけ】道後温泉(愛媛県松山市)
お隣りの愛媛県ですが、雨の道後温泉もめっちゃ良かったですよ~!
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以上、雨の日だからこそ映える香川県内のフォトスポット5選+おまけでした。
特に晴れた日の明るい写真ばかり撮影している人にとっては、雨の日のシネマチックな写真は新鮮に思えるはず。雨の日だからこそ撮れるとっておきの写真をぜひお楽しみください。