さぬきの棚田20選にも選ばれている、綾川町西分の堂谷東の棚田と、西分地区のシンボルとして知られる「堀池のしだれ桜」が、3月22日・23日とライトアップされました。
これは、棚田の保全や棚田を核とした地域振興を推進する事業の一環だそうで、香川県の主催で行われたものです。
棚田の麓に開設された臨時駐車場から、水仙が綺麗に整備された道を歩くこと約5分。
しだれ桜の前では、関係者を招いての開会式が準備されていました。
ライトアップの開会式では、しだれ桜の持ち主である山田さんや、水仙ロードの管理をしてくださっている地元の方のあいさつも。
普段、この棚田と水仙と桜を見に来ても、管理されている方達にお目にかかれることはなかなかないので、こうしてお話をうかがうことで、美しい景観を維持いただいていることに対する感謝の気持ちが、自然と湧いてきます。(棚田を見にきていた人が、この斜面の草刈りはもう神業ですよ、と仰っていたのが印象的でした)
そして開会式終了後、日没とともに、そこには美しく照らされたしだれ桜の姿が!
説明によるとこのしだれ桜を照らすLEDライトは、桜が一番綺麗に、昼間見るのと同じ色に見えるように調光されているとのこと。
そして、しだれ桜から眼下に広がる棚田を見渡すと、畦畔に沿って設置されたキャンドルライトが幻想的に棚田の輪郭を浮かび上がらせていました。
これが2日間だけなんて、何てもったいない!
私、たまたま香川県の担当課の方が近くにいらっしゃったので、ぶしつけながら、その思いをぶつけさせていただきました!(笑)
この棚田のライトアップによる啓発活動は、この堂谷東の催しが県としても初めての試みとのことで、今回は試験実施的な意味合いが強いそうなんです。だからまずは2日間からの開催ということなのでしょうが、これは間違いなく試験合格でしょう!
ぜひぜひ来年は(この綾川町じゃないかも知れないけど)、香川の自然・景観の素晴らしさを1人でも多くの人たちに再認識してもらうため、1週間開催くらいの期間になればいいなぁと思いました。
さて、ライトアップ自体は終わってしまいましたが、写真のように堂谷東の水仙も堀池のしだれ桜もまだ見頃なので、ぜひお昼間に見に来てください!