「高松発FDAチャーター便で北海道周遊3日間」を利用した、富良野、美瑛~旭川~砂川~小樽、積丹半島~札幌を貸切バスで巡る、全食事付き入場料付きのフルツアー。初日は富良野の美味しいとこ取りを巡って大満足だったのですが、2日目となる今回はどんなわくわくが待っているのでしょうか? さあ、眠い目をこすりながらてんこ盛りな2日目のはじまりはじまり~!
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※本項記載の情報は取材日(2025年5月8日~10日)のものです。実際の旅行の際は最新の情報を公式webサイト等でご確認ください。
2日目の朝は北海道産の朝食で満腹になって、もうひとつのドラマのロケ地を散策
2日目の朝は、新富良野プリンスホテルの朝食ブッフェから。北海道の食材や旬のものを使った和・洋のブッフェは普段朝食を食べない私でさえ食欲をそそる料理がずらりと並びます。
目の前でオムレツを焼いてくれるのは、いいとこのホテルの証し(笑)
昨日から感動しまくりの北海道の乳製品と一緒にいただきーす!
朝からハイペースぎみに満腹になったので、腹ごなしに少し散策しましょうか。昨日雨で断念した「風のガーデン」へ向かうことにします。
風のガーデンは2008年に放映されたテレビドラマ「風のガーデン」のロケ地。ドラマの中で使用されたセットがそのまま残されています。
風のガーデンはシーズン中に450品種以上の花々が季節ごとに咲き誇るそうで、この日はスイセンやチューリップ、ムスカリ、ヒアシンスなどがすごく綺麗でした。
ガーデンの奥にはドラマにも登場した「グリーンハウス」が建っていて、見学も自由。
建物の中は、ドラマそのもののロケセットが残されていました。これはドラマ好きにはたまらないはず!
のんびり回ればここだけで半日は過ごせそうな素敵なガーデンでした。
新富良野プリンスホテル
富良野市中御料
コバルトブルーが美しい白金青い池から美瑛パッチワークの路を経て、ガーデーナの聖地で花に埋もれる
スタッフの皆さんに見送られながら新富良野プリンスホテルを後にし、一路美瑛方面に向かいます。
実は個人的には心残りがあって、それは「上御料の1本桜」が見れなかったことです。新富良野プリンスホテルから約4kmほどの距離にあって、ちょうど桜が満開らしい。交通手段がないので、早起きして片道1時間徒歩で行こうかなとも思ったのですが、この時点で体力を使い果たす不安もあって断念しました。いつかぜひ見てみたい桜です。
諦めきれず、車窓から沿道の1本桜を適当に見つけて撮っておきました。
でも考えてみると、1年に2回も桜が見れるなんて幸せすぎますよね。香川から来ると季節感が少しバグってしまいますが、この時期に北海道に訪れる楽しみの一つです。
白金 青い池
右手に雄大な大雪山連峰を眺めながらバスに揺られていると、やがて白樺が生い茂る森へと入ってきました。この先に、本日のハイライトのひとつ、コバルトブルーの絶景として世界中から観光客がやってくる新しい観光スポット「白金 青い池」があります。
天気や陽の角度などの条件でその時々の見え方が違うらしいのですが、まずはその美瑛ブルーをご覧いただきましょう。
ちなみに吉岡さん(右)が変顔ぎみになっているのは気にしないでください。ここから彼女はちょいちょいおふざけモードに入っていきます(笑)
気を取り直して。
バスガイドさんいわく「今日は残念でした」という色の良くない青い池だったのですが、PLフィルターを使って少し水面の反射を飛ばして撮ってあげると十分綺麗に見えました。
この白金 青い池は、1988年に噴火した十勝岳による火山泥流被害を防ぐため、美瑛川に建設された堰堤のひとつに水が溜まったもので、たまたまできた池なんだそう。水が青くなる理由は、この付近の湧水には水酸化アルミニウムなどが含まれ、美瑛川の水と混ざることでこのような青色になると言われているそうです。
もう少し季節が進むとバックの樹々も緑になり、もっと美しい景観を見せてくれそうです。まさに奇跡の産物!
シーズンになると渋滞するほど人気のスポットらしいので、午前中早い時間に行くのがおすすめとのことです。
白金 青い池
美瑛町白金
7:00~19:00(5月~10月)、8:00~21:30(11月~4月)
ケンとメーリーの木、パッチワークの路
美瑛の町に入ってくると、観光写真などでお馴染みの広大な農地が見られるようになりました。バスの右を見ても左を見ても心を奪われるような美しい景色が続きます。
美瑛は昭和の頃から有名なテレビCMにたびたび使われることがあって、そのCMがそのまま呼び名になってしまった名所も点在しています。
そのひとつが最初に向かう「ケンとメリーの木」。そう、往年の名車、スカイライン(ケンメリ)のCMに使われたポプラの木です。ツアー参加の皆さんの集合が良くて巻き気味だったので、本来は車窓からの眺めの予定を少し停車してくれることになりました。
せっかくなのでケンとメリーのポーズ!(めっちゃ適当…)
まだ葉が生えてなかったので、夏になればもっと美しくなるでしょう。
さらにバスは進みます。途中、マイルドセブンの木を横目に見ながらさらに進むと、「パッチワークの路」と呼ばれるエリアに差し掛かります。これぞまさしく死ぬまでに一度は見たかった雄大な光景! 色とりどりの花が咲く季節ではなかったのですが、なだらかな丘陵と、土の色と緑のコントラスト、それに添えられたように立つ樹々の美しさにくぎ付けになりました。
車窓からだったのでシャッターチャンスを逃すことも多くてちょっと残念、いつかまたレンタカーを借りてじっくり巡ってみたいと思います。
という楽しい時間はあっという間に過ぎ、バスはやがて旭川市内に入って行きます。
あれだけ朝食を食べたのにもうお腹がペコペコ。ちょうど良いタイミングで昼食となりました。
大雪地ビール館
旭川駅から徒歩5分ほどの距離にある「大雪地ビール館」は、大雪の静水や北海道産の農作物を使ったオリジナルクラフトビールとともに、ビールに合う一品料理やジンギスカンメニューを提供するお店。有形文化財に登録されている、明治〜大正時代に建てられたレンガ造りの倉庫にあります。
こういうレンガの壁があると、ついイキった写真を撮りたくなりませんか?(笑)
この日のランチは、地ビール1杯が付いた洋食ランチです。普段の取材は車で移動することが多いので、当然アルコールはNG。昼間っからビールが飲めるなんて幸せ!
地ビールはスッキリ優しい味で、これならビールが苦手な人でも飲めるんじゃないかな。美味しくて、ぐびぐび行かせていただきました。
大雪地ビール館
旭川市宮下通り11丁目1604番地の1
ランチタイム 11:30~14:00
ディナータイム 17:00~22:00
上野ファーム
美味しい地ビールでちょっといい気分になったところで続いてやってきたのが「上野ファーム」。元々は代々米農家だったそうですが、1983年にお米の個人販売を始めたことで、直接農場にやってくるお客さんの目を楽しませようと畦道に花を植えたのがはじまりなんだそう。
今では、北海道特有の気候を生かした「北海道ガーデン」というガーデンスタイルを確立し、ガーデナーの聖地と呼ばれるようになったそうです。
ちょっと時期が早かったためにツアー中は花の咲く風景にちょっと物足りなさを感じていたのですが、ここへ来てようやく、すべてを挽回してくれるレベルの花々に出会うことができました。
ガーデニングの聖地というより、おとぎの国に迷い込んだかのよう。ここの空間だけ魔法をかけられたかのような美しさです。
ところどころにあるこういう飾りつけも、おとぎの国の演出に見えます。
向井さん、吉岡さんの二人はやっぱり白樺並木が気になるようで、ここでしばらく撮影会を開いていました(笑)
フォトスポットもいろいろあって、実はノーマークだっただけに思った以上に楽しく過ごさせていただきました。
上野ファーム
旭川市永山町16丁目186番地
10:00〜17:00 ※2025年度は、4月18日〜10月19日の予定
砂川で人気の本店を巡ってロマンチックな小樽へ
さてここから2日目の宿泊地である小樽へ向けてバスは一路西へ向かいますが、途中にある砂川市では人気の本店にも立ち寄りました。
まずは1月の北海道企画でもお邪魔した「北菓楼」。航空会社のCAやパイロットが北海道みやげに北菓楼のシュークリームをまとめ買いしていくことから話題になり、あっという間に人気となりました。人気が出るのがうなずけるほどこちらのシュークリームは本当に美味しいんです。またいつか食べたいと思ってたのが、こんなに早く願いが叶って大満足でした。
そしてこちらも1月にフレグランス作りの体験などでお邪魔した「みんなの工場 by SHIRO」。
うちのマダムから「SHIROに行ったのになんでお土産がないの?!」と怒られたので、今回は忘れずハンド美容液を購入させていただきました。
さらにバスは道央自動車道を通り札幌を抜けて、札樽自動車道を経て小樽へ。まだ陽があるうちに小樽の街並みを散策することができました。
1月はたっぷり雪に覆われていたので、まるで別世界のようです。温かい時期にぜひまた立ち寄りたいと思っていた旧手宮線にも行くことができました。
近代化産業遺産にも登録されている旧手宮線は、明治政府が日本の近代化を図るため、石炭などの北海道の豊富な地下資源に注目、その輸送を目的に北海道初の鉄道として1880年に開通しました。最近ではNetflixで配信された、有村架純と坂口健太郎のダブル主演のドラマ「さよならのつづき」のロケ地として聖地巡礼に訪れる人も絶えないんだとか。
堂々と鉄道路線を歩ける場所なんてそうそうないですからね。ちょっといろいろ撮影してみました。
夕食の時間まで小樽ガラスのお店やオルゴールのお店などをのぞきつつ散策しましたが、小樽って何度来てもいい街ですよね。
閉店時間がちょっと早いのが玉にキズなのですが、小樽観光だけのために北海道に行ってもいいくらいでした。
すし田
小樽と言えば海鮮! 名物のあんかけ焼きそばも捨てがたいのですが、ツアーに組み込まれているのがこちらのお寿司屋さん「すし田」です。そう、回ってないお寿司(笑)
瀬戸内のお寿司も美味しいのですが、北海道のネタはちょっと脂のノリも旨味も濃厚のような気がします。このイクラとウニの破壊度といったらもう…
美味しくてどんどん箸が進んでしまいました。
右の彼女はぜんぜん美味しくなさそうな表情ですが、ここまで一緒に行動して、このしかめっツラが最上級に美味しい表情であることを掴みました(笑)
おたる すし田
小樽市堺町2番3号
9:30~21:30(ラストオーダー 21:00)
超絶旨いお寿司を食べ終わった頃には、小樽の街もすっかり夜のとばりが下りてきました。そこかしこに灯りがともってとっても綺麗。
最後は、しっかり堪能させていただいた2日目を飾るにふさわしいあの場所に行きましょうか。
夜の小樽運河。
運河沿いも少し歩いてみましょうか。本当は恋人と歩くのに相応しい場所だと思うのですが、こんなおっちゃんと歩いていても運河の美しさはまったく色褪せないでしょう?(知らんけど)
1月にXに小樽運河の様子を投稿したら「夏もなまらいいですよ、おまちしておりまんもーす」と、とあるご当地ゆるキャラさんがコメントしてくれましたが、ほんと、なまらよかったです(笑)
小樽の宿は運河沿いに建つレトロなホテル
北海道ツアー2日目のお宿は、小樽運河沿いに佇むレトロなホテル「ホテルノルド小樽」。実は1月に訪れた時、このホテル良さげじゃね? と目を付けていたのです。それがツアーに組み込まれているのですから、引き寄せの法則もあなどれません。
石造りの壁にステンドグラスとかロマンチックですよね。
部屋は標準的なツインルームだったのですが、寝具がいいのか、めっちゃぐっすり眠らせていただきました。
という事でまたまたてんこ盛りの2日目はこれでおしまい。
最終日の3日目は個人旅行ではちょっと行きづらい、あの驚愕レベル絶景を満喫した後、イサム・ノグチゆかりの公園に行きます。最後には学生二人の感想なども聞きますのでお楽しみに!
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モデル = 向井さん、吉岡さん(ともに香川大学4年生)
※本記事制作にあたっては、高松空港とトラベルビジョン、香川大学経済学部 古川研究室のご協力のもと、本誌編集ポリシーに基づき公平中立に制作しています。