「高松発FDAチャーター便で北海道周遊3日間」を利用した、富良野、美瑛~旭川~砂川~小樽、積丹半島~札幌を貸切バスで巡る、全食事付き入場料付きのフルツアーもいよいよ最終日の3日目。奇岩・大岩の続く絶景あり、都市の中にどーんと広がるアートな公園ありと、最後まで非日常を味わう隙のないツアーの様子をお伝えします!
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※本項記載の情報は取材日(2025年5月8日~10日)のものです。実際の旅行の際は最新の情報を公式webサイト等でご確認ください。
積丹ブルーの海と、奇岩・大岩が美しい積丹半島・神威岬へ
皆さまおはようごさいます。
寝心地が良すぎて寝坊しそうになりながらも、小樽運河が見渡せるホテルノルド小樽のレストランにて朝食。たまたま修学旅行の団体さんとかち合ってしまって思うように撮影ができなかったのですが、北海道産食材を中心に、彩り豊かな約70種類の和洋メニューが楽しめるブッフェです。
それにしてもホテルの朝食ってなんでこうもれなく美味しいんでしょう? 旅情スパイスだけでなく、スタッフの皆さんのおもてなしの心が料理に反映されているからなんでしょうね。
右の人は相変わらず美味しい表情がしかめっツラになっていますが…
2日目の記事ではレトロなホテルと表現しましたが、朝になって見直してみると西洋のお城のようなホテルと表現した方が良さそうなほど美しい建物でした。小樽運河のすぐそばという立地もいいし、次に小樽に来た時もまた泊まりたいと思いました。スタッフの皆さんも親切にしていただきありがとうございました。
ホテルノルド小樽
小樽市色内1-4-16
名残惜しさを感じながらホテルを出発してさらに西に向かいます。ここまでずっと内陸部を巡っていたのですが、ここにきて初めて海を眺めることができました。
瀬戸内海とは違って、島影ひとつ見えないずっと水平線が続く日本海。本来の海ってこれが標準なのですが、瀬戸内海の島々を望む景観に慣れてしまうと、ちょっと不思議な感じがしてきます。
やがてバスはニッカウヰスキーの蒸溜所がある町・余市町へ。古くからニシン漁が盛んで、往時を偲ぶ石蔵などが点在する港町の景色も旅情を感じます。
小樽を出発して約1時間半、積丹半島の先端にある神威(カムイ)岬に到着しました。
駐車場から岬の先端までは遊歩道があって、徒歩で片道約20分の距離。せっかくここまで来たのだから行かない手はない。
という事で張り切って遊歩道を進んで行ったのですが…
女人禁制って、マジかっ!
その昔、ここ神威岬沖は海の難所であり、和人女性を乗せた船がここを通ると海の神の怒りを招き遭難するという言い伝えから女人禁制となったそうですが、現在はもちろんそんなことはないのでご安心を。
ただ、風があるとちょっと怖そうな道なので、くれぐれも足元には気を付けて進みましょう。
それにしてもなんという奇抜な景観なんでしょう。神威(カムイ)とはアイヌ語で神という意味なんだそうですが、海の神がいてもおかしくないような奇岩や断崖絶壁が続きます。
そして眼下を見下ろすと、積丹ブルーと呼ばれる美しい青い海!
てか、起伏が激しくて、休み休み進まないと結構しんどいです。
二人とも大丈夫?
いや、誰に手を振ってんねん!(笑)
そして、早々と折り返してきた同じツアーの皆さんに「あともう少し、頑張れ!」と励まされながら、ようやくたどり着いた岬の突端には…
ここまで来た者にしか見ることができない神威岩の雄姿!
まるでRPGを攻略した先に出てくる勇者の証のような立派な岩! これは絶対写真に収めるよね~!
向井さんもカッコよく攻略感を醸し出して撮影(笑)
とか遊んでいると出発時間が気になってきたので、帰りを急ぎましょうか。
というか… 行きは景色の良い場所で足を止めつつ休み休みやってきたのですが、急いでこの起伏に富んだ遊歩道を歩くと運動不足の身にはかなりこたえる。真夏の気温がどれほどになるのか分かりませんが、この日の気温(たぶん16℃くらい?)でもそこそこ汗が出たので、無理せず、時間にはゆとりを持ってゆっくり歩く事をおすすめします。
ちょっと、、待ってくれ…
この後、自販機で買ったミネラルウォーターをがぶ飲みしたのは言うまでもありません…
旬料 華勢
ツアー最後の食事は、余市町にある「旬料 華勢」で。旬の食材をふんだんに使った料理が自慢のお店です。
そしてこちらでの昼食は、なんと豪華な海鮮丼! 神威岬での疲れが一瞬で吹き飛び、胃腸が急に活発に動き出しました。
ハマチにサーモンにタコなどなど、このビジュアルで美味しくないわけがない! 北の海の幸をたっぷりいただきました。
北海道に来て海鮮丼を食べないなんて香川で讃岐うどんを食べないと同じなので、もう思い残すことはありません。
旬料 華勢(はなせい)
余市町大川町3丁目62番地
昼 11:30~14:00(LO13:30)、夜 16:30~21:00(LO20:30)
旅の最後はイサム・ノグチゆかりのモエレ沼公園へ
余市町を出発し、今回のツアーのトリを飾るのが、札幌市にある「モエレ沼公園」。香川とも縁のある彫刻家のイサム・ノグチ氏が基本設計を手掛けた、アートな公園です。
その象徴であるモエレ山。1月にロケで訪れた時には雪山になっていて、ソリなどで遊ぶ人が見られたのですが、今回は緑豊かに青々としています。
そして美しいガラスの建築物は「ガラスのピラミッド」。公園の拠点となる施設です。
四角錐のピラミッドではなく複雑な形状をした建物で、ガラス越しに見える公園の風景と一体となったかのような感覚になります。
建物そのものがアートでおしゃれ! 館内にはレストランやギャラリー、ショップ、公園管理事務所が入っており、イベントなども定期的に開催されているそうです。
このツアー中、すっかり二人のお気に入りとなった白樺林がモエレ沼公園にもあるので、最後に少し立ち寄ってみましょうね。香川ではほぼ見ることができない光景なので、しっかり目に焼き付けておきましょう。
ギリギリ持つかなと思っていたのですが、帰る直前に雨が降り出してきました。バスまでダッシュ!
ほんま元気やわ(笑)
モエレ沼公園
札幌市東区モエレ沼公園1-1
7:00~22:00(入場ゲートは21時まで)
※11月21日~4月15日までの冬季は東口ゲートのみ開放
ふりかえり
帰りも新千歳空港からFDA(フジドリームエアラインズ)のチャーター便を使って、高松空港へ到着したのが19:00すぎ。最後の最後まで快適なツアーとなりました。
これまで私の一方的なレポートだったのですが、今回同行してくれた香川大学4年生の向井さんと吉岡さんにもツアーの感想などを聞いてみましょう。
ーーまずは、今回の北海道ツアーを通じての感想をどうぞ
ーー特に良かった場所はどこですか?
二人とも神威岬というのは意外でした。確かにあの印象的な景色は唯一無二だと思います。ただ、今回は季節的に時期が早かったり、どんよりな天気が続いたりしたので、条件が良ければまた違った場所になっていたかもしれませんね。
ーー最後に、個人旅行と比較して今回のような団体ツアーに参加して良かった点などはありますか?
それはほんと私も思ったのですが、地元のバスガイドさんの情報ってめっちゃ有難かったです。それと、個人旅行だと自分の興味のある場所にしか行かないものですが、ツアーだとノーマークだった場所にも行けて、それが案外良かったりするんですよね。そして、同じツアーに参加されている人たちとのちょっとした会話なんかも個人的には楽しかったです。皆さんいい人ばかりでしたしね。
個人旅行もいいですが、特に初めて北海道に行くなら、こんな楽チンなツアーもいいかもしれませんね。
チャーター便で行く北海道ツアーは8月にも開催されるので、ぜひどうぞ!
⇒ 【高松空港発ツアー情報】全コース出発決定 チャーター便利用~夏の北海道へ~
モデル = 向井さん、吉岡さん(ともに香川大学4年生)
※本記事制作にあたっては、高松空港とトラベルビジョン、香川大学経済学部 古川研究室のご協力のもと、本誌編集ポリシーに基づき公平中立に制作しています。