突然ですが、サロネーゼという言葉を耳にされた事がありますか?
サロネーゼとは?
サロネーゼは、主に自宅でサロン(教室)を開催して人気を博している女性たちのこと。分野は美容、リラクゼーション、フラワーアレンジメント、料理、手芸など。2006年に女性雑誌『VERY』が特集を組んだことから人気が高まった。
※Wikipediaより
僕の中では、お上品で様子の良い、キラキラ輝いているご婦人というイメージなのですが、ちょこっと起業コンサルなんかもやってる僕としては、前々からめっちゃ気になる存在でした。
どんな人がどんなふうに活動されているのか? ぶっちゃけ儲かってるの?? みたいな。
で、いつかちゃんとお話しを聞きたいなぁ~ なんて思っていたのですが、そう言えばもう何度もお会いしている人の中にイメージぴったりのサロネーゼさんがいるじゃないか!
という事で、満を持してお宅にお邪魔したのでした。
想いカタチに
好きから広がる7色のお稽古サロン♪
Atelier Nanairo 川﨑弥生さん。
どうです? このネーゼ感たっぷりなオーラをまとった弥生さん。
いつも素敵な笑顔で接してくれる弥生さんなら、きっと多少ツッコんだ質問も、少々のイジリも暖かく包み込んでくれるに違いない!
そんな期待を持ちつつ、サロネーゼの実態やその成功の秘訣などについていろいろお聞きしてみようと思います。
きっかけは、憧れの先輩のようになりたいという思いから
というか、いきなりすごいものが出てきましたけど・・・
うちでは永遠に出てこないであろうアール・ヌーボーっぽいお皿に、これまた上品なお菓子に紅茶。
ここで「うちはいつもGODIVAですのよ」なんて余計な事を言うと一気に下賤なエセネーゼになるところですが、弥生さんにはそういう嫌味なところがまったくない。
立ち居振る舞いがすごく上品なんだけど、いつも屈託のない笑顔を見せて、すごく親しみやすいんですよね。
とりあえず笑っておけば何とかなるみたいな(笑)
ご自宅でサロンを始められたのも、楽しいことをやりたいみたいな動機だったのでしょうか?
ああ、私もあんなふうになりたいなぁ… という憧れがきっかけでしたね。
そこから、お花の勉強を始めて、最初は本当に自分だけの趣味だったんだそう。
そして、少しずつ納得できるものが作れるようになって、ある時、人にアレンジしたお花をあげると、思った以上に喜んでくれた事が嬉しかったそうです。
好きだから苦労も苦労とは思わない。楽しむことが成功の極意!
僕が最初に弥生さんを知るきっかけとなったハーバリウム。
華やかなものから可愛らしいものまで、たくさん飾られていました。
ただ、いつかは自分の勉強した事を人にも伝えたいという思いはありましたので、作品も知識もためてためて…という時期を過ごしていました。
みんな表に出ている華やかなところに憧れて事業を始めるのですが、成功している人は見えないところでしっかり努力している。スタートアップ時の苦労もちゃんと受け入れていますよね。
でも、元々好きな事だったので、あまり苦労したという感覚はなかったですね。
こういうビジネスモデルでは、案外一番大切な事だったりするんですよね。
僕もいろんな起業家のお手伝いをしましたが、こういう趣味性の強い事業は「儲かりそうだから」ではうまくいかないんですよね。「好きが高じて」というパターンが一番成功しやすい。
好きな事だから何でもどん欲に勉強できますし、行動力だって当然違ってきます。
いや…、確かにかわいいけども…(笑)
それぞれ生徒さんもたくさんいらっしゃるようですし、これはそこそこ儲かってまんな~(笑)
客単価とか頻度や人数、自宅なので固定費は少ないはず、それに材料費などなど・・・
僕の勝手な見立てですが、サロネーゼとしては十分成功していると思います。
ただ、儲かる儲からないといった事を表に出さないのもサロネーゼの基本なんですよね。なので、これ以上の邪推はやめておきます。
田舎暮らしみたいな事に憧れて都会から香川に移り住みたいと思われる人にも、サロネーゼという選択肢があっても良いと思いますし。
私もいろんな所に住みましたが、あまり都会とか地方とか関係ないと思うんですよね。人と人とのつながりを大切にする事はどこでも変わりはないですし。
私の場合だと、とにかく好きなことを楽しんでやる事。自分が楽しくやっている事が人に伝われば、自然と人の輪も広がってくると思います。
有難いことに、私の周りには素敵な方が多くいて、刺激にもなりますし、いろいろ助けてもいただいています。生徒さんにも恵まれて、これからも自分でも楽しみ、皆さんにも楽しんでいただけるように頑張りたいですね。
本日はありがとうございました。
何度もふれましたが、弥生さんとお会いするたびにその笑顔と、どことなく感じる品の良さがあって、同じ女性からすると憧れてしまう存在なんだろうなと思っていました。
今回、じっくりお話をさせていただいて、弥生さんが持つそのキャラクターの謎が少し分かったような気がします。
品の良さの秘密は、自分の行動や信念にブレがない事。そこに一種の人間的な心の余裕みたいなのもがあり、その裏付けとなっているものは好きな事を楽しみながらやる、楽しいから努力を努力と思わずやれてしまう。
結果的に、本来スモールビジネスを行う上での気構えや知識なども自然に備わっているからこその自信なんでしょうね。
そして、サロネーゼとしての一番大事な事。それは、上に書いたような事を表には微塵も感じさせないスマートさも必要という事。キレイなものを扱うサロネーゼという仕事は、自分自身がいつもキラキラと綺麗でいなければ成り立ちませんからね。
本当に、今日は良い勉強になりました。
弥生さんのお教室のスケジュール等はFacebookでご確認ください。
◆川﨑弥生さんのFacebook
おしまい。