14玉目は、毎日食べても飽きないと地元で親しまれる「手打ち麺や大島」さんのあのうどんです。
うどんが好きすぎて脳がうどんになってしまった元人間の妖怪だけに、おいしいうどん屋さんはこの人に聞けば分かるかも?
と、誘ったらノリノリで「一緒に行くツル!」とツルッとスタートしたこの企画。
14玉目の今回は、高松の南の方に住む人たちに美味しいうどん屋さんを聞いたらまず名前が出てくる「手打ち麺や大島」さんです。
人気すぎて昼の時間はとても取材に行けないので朝イチでお邪魔しましたが、それでも入れ代わり立ち代わりでお客さんがどんどん入ってきます。
ツルちゃん(うどん脳)もさっそくうどんを注文しますが…
何うどんにする? じゃなくて、何玉にする? と悩むのが大島さんの楽しいところなんです。
7玉とか食べる人おるんかいっ!(笑)
でも、個人的には半玉単位で注文できるお店はめっちゃありがたい。中途半端な時間にちょこっと食べたいとか、1玉は少ないけど2玉までは…なんて時に重宝します。
ちなみに、大島さんといえば実は中華そば推しの人もすごく多い印象。うどん屋さんの中華そばは香川でも一部のお店しか食べることができないので、こちらもぜひ試していただきたい。
手打ち麺や大島さんは、セルフ店の中でもさらにセルフ行程が多いことでも知られています。
まずは、揚げたての天ぷら!
会計を済ませて終わりじゃなく、むしろここからがザ・セルフ店!
麺もセルフで温めるシステム。その日の気分によって熱くなるまで温めたり、逆に温めずにそのまま出汁をかける「ひやあつ」なども楽しめます。
うどん脳ファンの皆さんはもうお気づきだと思いますが、今回から「エステ・肉体改造」が終わったツルちゃんです。ツルちゃんもリフレッシュして心も軽くなったのか、張り切って麺を温めます。
そして、その勢いで出汁もかけて豊富な薬味などもトッピング!
大島さんに来たらぜひ試してもらいたいごま油を少々して出来上がり!!
やばい! 原稿を書いてたらまた食べたくなってきた…(笑)
もう、この安定の大島うどん。
うどん店もこれだけ多いと差別化のためについ違ったことをしてみようと思いがちなのですが、大島さんのうどんは奇をてらわず王道そのもの。麺は固くも柔らかくもなく、太さも標準。出汁は北海道産の昆布と伊吹島産いりこを使った、これもさぬきうどんの標準仕様。
じゃぁ、どこがいいの? みたいな話になってくるのですが、大島さんのうどんはすべてが優しい。これがあるから旨いんじゃなくて、なんだかわからないけどとにかく旨い。
ハレの日のうどんじゃなくて、毎日食べても飽きないどころか、逆に毎日食べると病みつきになる、生活に密着したうどんなんですよね。
だから、さぬきうどんの基本を知るにはいいお店かも。
例えば県外から初めて香川のうどん巡りをしようと思ったときに、一番最初に大島さんのうどんを食べたらその後巡るお店のうどんの特徴が分かるという、王道を行くがゆえにベンチマークにもなる味だと思います。
地元の人たちにとっては、普段使いに最適な、毎日でも食べれる「いつものうどん」が人気の秘密なんだろな~と感じました。
手打ち麵や大島さん、とっても美味しかったです。ツル!
店名 | 手打ち麺や 大島 |
所在地 | 香川県高松市太田下町3013-1 |
電話番号 | 087-867-2895 |
営業時間 | 9:30~15:00頃 |
定休日 | 第1、第3日曜日 |
駐車場 | あり |