さぬき市志度界隈をぶらついてみました。
古くから四国霊場86番札所志度寺の門前町として栄えた「志度」。平賀源内の生家がある事でも知られていますよね。
江戸時代には高松藩の米蔵や船番所なども置かれ、往時をしのぶ古い町並みが今も残されています。
この日は残念ながら雨が降ったりやんだりという天気。
本当は夕暮れ時のオレンジの光を浴びながら町並みをレトロっぽく撮りたかったのですが、歩きながら「意外とこういうどんよりとした写真もドラマチックでいいな」なんて思い直すことに…
いつもとはちょっと違うテイストですが、ぜひご覧ください。
ことでん志度駅周辺
ことでん志度駅のレトロな駅舎を後にし、志度の古い町並みを歩いてみました。
観光地化された町並み保存地区のような場所もいいのですが、こういった新旧の建物が混在した生活感のある町並みもいいですね。
古くからある町には必ずその町のお寺や神社があります。商家や民家が建ち並ぶ一角にふいに現れると、つい手を合わせてしまいます。
図書館の横には、お遍路さんが休憩できるスペースもありました。
さりげなく書いてあるこういう張り紙もほっこりします。
こういう町並みは、ただ歩くだけで体がデトックスされるような気がします。コロナ禍でなかなか外出もできない雰囲気ですが、あまりストレスを貯めないためにも、地元の町を散策してみるのも良いのではないでしょうか。
今まで気づかなかった魅力を感じて、さらに愛着が湧くかもしれませんよ。
志度湾からの眺め
町を抜け、せっかくなので海まで歩いてみました。
晴れると本当に綺麗な瀬戸内海の景色が見られるのですが、こういう天気の時ってあまり海を見に行かないので、逆にどんな写真が撮れるのか楽しみです。
市役所の先に向かってみると…
いかにも冬の海という感じで意外とドラマチック。
お気に入りの一枚が撮れました。
「まちフォト」は、有名な観光地じゃないけどちょっといい町や場所を撮り歩く企画です。「ここも結構いいよ~!」という場所があれば、ぜひ編集部までお知らせください。
おしまい。
モデル=おかりな(Twitter/@okarinaportrait)
撮影=原田伸一(ガーハラダ)