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まちフォト#11「近代化産業遺産に認定されているレトロな滝宮駅」

香川県内のフォトジェニックを求めてぶらつく「まちフォト」。今回は、ことでん琴平線のレトロな駅舎・滝宮駅に立ち寄ってみました。

 

たまにはカメラ片手にローカル線の旅なんていかがでしょうか?

香川の私鉄ことでん沿線にはフォトジェニックな場所がたっぷりあるのですが、駅そのものも絵になるものが多いのです。今回はその中のひとつ、パステル調に塗られたレトロな駅舎が可愛い、琴平線の滝宮駅にモデルの扇世(みこと)さんと出かけてきました。

いきなりローカル線の駅っぽくていい感じ!

 

ことでん開業当時から残るパステル調のかわいい駅舎

綾川町にあることでん滝宮駅は、大正15年(1926年)にことでんの前身である琴平電鉄が当駅まで開業した際に設置された駅で、その駅舎は開業当時から大きな改装を行うことなく今に残っています。

平成21年には経済産業省より「地域活性化に役立つ近代化産業遺産」に認定されたそうですよ。

当時の社長が関西の私鉄を視察され、それらを参考にデザインされているそうで、当初は柱の間をモルタル塗りにした洋木造建築の外壁で、大正期の住宅をイメージさせるデザインだったとされています。
板張りの壁や格子窓など、大正浪漫を彷彿させる意匠がとってもレトロで可愛い。まるで異人館にでも居るかのようです。

大正から昭和初期のモダンな時代に建てられた建物って、本当にセンスが良くて、しかもどっしりとしているから安心感がありますよね。こんな駅舎なら次の電車が来るまで待ってもぜんぜん苦になりません。

駅舎の外にある丸い赤ポストもレトロ感を出すのに一役買ってますよね。かわいい。

周辺には滝宮神社や滝宮公園などの見どころもあります。皆さんもカメラ片手にちょこっと立ち寄ってみてはいかかがでしょうか?

おしまい。

 

モデル=扇世(みこと)/Instagram(@mkt_ballet)
撮影=原田伸一(ガーハラダ)