こんにちは。ガーハラダです。
突然ですが、マジモノの囲碁ってやった事ありますか?
多くの人は「五目並べならやった事があるけど・・・」という感じじゃないでしょうか?
ところで、我が香川県って、全国でも有数の囲碁熱の高い県である事は案外知られていません。
総務省統計局のデーターによると、25歳以上囲碁人口こそ約10,000人とそれほどインパクトのある数ではありませんが、人口100人当たりに換算すると1.30人と全国10位なのです。
また、囲碁大会やイベントなどを熱心に行っている県としても囲碁界では注目されているのだそう。
そんな囲碁熱の高い香川県の片鱗を感じさせる囲碁の祭典「津島寿一杯囲碁まつり」に行ってきましたので、その熱気を読者の皆さんにお伝えしますね!
坂出商店街を征服する勢いの囲碁まつり
今年で38回を迎える「津島寿一杯囲碁まつり」は、坂出商店街のアーケードに碁盤をズラリと並べた圧巻のイベントです。
坂出市が共催者となっている事もあって、ゲストも超豪華!
坂出市長の綾氏や、
日本棋院から後藤俊午常務理事(九段)、
そして、さかいでまろまで駆けつけてくれました!
国会議員や県会議員、商工会などのお偉い方々にカブトをかぶらせてしまう勢いのあるイベントでもあるのです(笑)
そしてそして、圧巻なのが坂出商店街を征服したかのようなこの光景!
今年は学校の行事と重なったため子供たちの参加が少ないそうですが、それでも総勢160名が商店街で囲碁を打つ姿は、多分全国でもかなりレアな光景ではないでしょうか?
ほんと、香川県の囲碁熱恐るべしです。
知性を感じさせる真剣勝負
なぜか日本棋院香川県本部のお手伝いをしている僕ですが、何かのはずみで誰かにそれを話すと、
「すげぇ~! 囲碁とか出来るんや」
なんて尊敬の目で見られるわけですが、実は囲碁はまったくダメダメなのは内緒の話し。
でも、世間の目というのは「囲碁って頭の良い人がやるゲーム」というイメージもあるのかなと感じています。
そんな先入観もあるのか、段級位別に別れた囲碁の対局を見ていると、めっちゃ知的に思えてくるのです。
多分、そこいらで見かけたら只のおじいちゃんと思うような人もカッコよく見えます。
ちびっこだって、堂々と大人相手に囲碁を打っていますし、実力の世界ですから大人を打ち負かす事だって日常茶飯事ですしね。かっけーっ!
こういう経験って、きっと将来生きてくるはずです。
そして、大会の一番レベルの高い「津島寿一杯」をかけた戦いで頂点に立ったのは、なんと高校生!
級位戦Bクラスでは、大人の参加者を蹴散らし、ちびっこたちが3位までを独占するという快挙でした。
やばい、かわゆすぎる・・・
その他、大会結果などは日本棋院香川県本部のHPにてご覧ください。
プロ棋士による囲碁教室や指導碁も開催
囲碁大会のほか、イロハから学べる初心者囲碁教室や、さらに囲碁の力を磨くための指導碁も開催。
プロ棋士から直接教えてもらえる機会などそう滅多に無いのですが、ここ香川県ではそういった機会も年に何度か設けられています。
老若男女を問わず、あらゆる人が楽しめる囲碁は知的な面白さで一杯!
最初は敷居が高いかもしれませんが、どんな人でも受け入れてもらえる寛容さもありますので、ちょっと囲碁をやってみたいな・・・ と思われる方は思い切って飛び込んでみてはいかがでしょうか?
何でしたらガーカガワにお問合わせいただければ、若手の上級者に教えてもらえるよう手配しますよ~♪
おしまい。
◆取材協力:日本棋院香川県本部