遠い昔、かの日本武尊が亡くなり葬られたのち、その神霊が白鳥に姿を変えこの地に舞い降りたという伝説が残る、さぬき十五社1番白鳥神社。
この日はあいにくの雨でしたが、由緒ある白鳥神社の境内はしみじみとした趣を感じます。
ナウでヤングな僕は、毎月きっちり染めないと頭に白鳥が舞い降りてきてしみじみとしてしまうのですが、こんな伝説など誰も聞きたくないと思うので、さっさと社務所にあいさつに伺う事にします。
白鳥神社の禰宜、猪熊兼高さん。
白鳥神社公認キャラクターみゃ~まるちゃんがガーカガワのTwitterに絡んで来てくれたので、思い切って取材をお願いしたところ、こころよくお受けくださいました。
で、さっそくお話をお聞きしようと思ったのですが…
いや… その前に…
なんじゃこりゃ!!
ハマチみくじ??
猪熊さん「これ、すごい人気なんですよ」
白鳥神社の鎮座する東かがわ市は、ご存じの通りハマチ養殖発祥の地。成長とともに名前が変わるハマチは「出世魚」と呼ばれ、縁起の良い魚とされてきました。
その縁起の良いハマチを張り子型にした「開運出世ハマチみくじ」をオリーブハマチ初出荷日に合わせて出荷(?)されたのだそう。
縁起の良いハマチを釣り上げ、運勢を占ってみるのもいいですね!
せっかくなので他におすすめをお聞きすると、最近流行りの御朱印を見せていただきました。
これが通常の白鳥神社の御朱印。
他にも時候に合わせた季節感のある御朱印も人気なんだとか。
12月31日までは、「ハマチみくじ」特別御朱印がおすすめ!
ハマチみくじで運勢を占い、御朱印をゲットすればあなたも出世街道まっしぐら!?
白鳥神社で人生が変わるかもしれませんよ~。
18名の造形作家による野外アート作品展示会「The 4th ART Summit on the 御山」
いやもう、開運出世ハマチですでに福福なのですが、今回のお目当てを忘れてはいけません。
白鳥神社の境内を通り海側に出ると、日本一低い山と言われている御山に続く松原が広がっています。
まず目に付くのが、以前本誌でも紹介した「未来への扉」改め「アートへの扉」。
その後SNSで「どこでもドアっぽい!」と話題になりましたが、その扉が11月15日までの限定で「アートの扉」となって甦りました。
以前と違う点は、反対側。
水玉萌え~っ!
という事で、「アートの扉」を開けてアートな会場へ進みましょう。
さぁ、どーぞー!
って、由緒ある白鳥神社の禰宜さんに何をさせてんねん!(いや、実はもうちょい派手にやってほしかったけど、さすがにおかわりは言い出せませんでした…)
2年に一度、今回で4回目となる「ART Summit on the 御山」は、白鳥神社境内地「御山」の自然の中に、色々な素材を扱う18名の造形作家の作品を展示するというもの。
日本一低い山と言われる御山を中心に、自然を生かしたアート作品が点在しています。
すべて掲載するとネタバレになってしまうので、僕がごくごく個人的に気になった作品を少し紹介すると…
木下順さん作「風の姿」。
これは風を表現したものでしょうか? 帆に見える部分は土なんですよね。なんだかすごく斬新に見えました。
さらに、こびとの世界っぽい可愛らしさを感じたのが、染仁さん作「輪に咲くや この花 葉の子 野草庭」。
キラキラしたアートはきっとインスタ映えするだろうな~と思ったのが、長野由美さん作「蝶遥遊」。
そして、ちょっと不思議な世界に引き込まれそうな3作品。
まずは、水嶋康宣さん作「木に棲む」。
平野年紀さん作「家族の肖像」。
成田浩彰さん作「無常」。
最後に、アートな感じというより「センスがいいなぁ~(偉そうだけど…)」と思った、田中保基さん作「その先に見えるもの 樹の輪」。
他にも可愛らしい作品や墓標のような作品、スピチュアルな感じがする作品など、つい傘をさしているのも忘れるほど、どの作品も見入ってしまいました。
食欲の秋もいいけど、たまには芸術にふれる休日も良いのではないでしょうか?
「The 4th ART Summit on the 御山」は、2020年10月17日(土)~11月15日(土)までの毎日開催中です。
みゃ~まるも待ってるみゃ~♬
おしまい。
イベント名 | The 4th ART Summit on the 御山 |
開催日時 | 2020年10月17日(土)~11月15日(土) 日の出~日没 |
開催地 | 白鳥神社 御山周辺 東かがわ市松原69 |
入場料等 | 無料 |
主催者 | ART Summit on the 御山 実行委員会 |
お問合わせ | 白鳥神社社務所 0879-25-3922 |