いや~っ、やっぱ苺のスイーツって美味しいっすね~!
いきなりタイトルと本文が合ってないぞー! とツッコまれそうですが、これから紹介するウェルネストホームさんの「よはくの家」メディア発表会が終わって、以前ガーカガワでも取材したクローバーカフェさんでご馳走になっているのです。
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しかも、こんな美人姉妹… いや、母娘に接客されたらメロメロになりすぎて、つい提灯記事を書いてしまいそうになります。
あかん、あかん…
ガーカガワは決して悪口は書かないけど、だからと言って思ってもいないヨイショした提灯記事も書かないと心に決めています。
でも、結論から先に言ってしまうと、提灯記事と思われても仕方のないくらいこれから褒めちぎろうと思っています。なぜなら、「お金があったらこの家に住みたい! ガチでこの家に住む人に嫉妬する!」と、内覧後に本気で思ったからです。
もちろん、どう感じるのかは人それぞれだと思いますが、少なくとも僕はいいなぁ~と思ったので、この「よはくの家」について素直な感想とともにレポートさせていただきますね。特に、これから一戸建ての新築をお考えの方には随分参考になると思います。
これは人をダメにする家だわ… 快適すぎて引きこもってしまう「よはくの家」
それでは時系列を遡って、内覧会の様子をレポートします。
まず現地に到着して物件を見せられた時に一瞬、口がぽかーんとなりました。これって蔵? なんか、めっちゃあっさりしてない??
代表の早田さんに説明されながら側面も見ましたが、住宅展示場なんかで見る最近の家の外観とはまったく趣が違います。
パッと見た感じ、どこかのコーポのようにも見えるのですが、でも、素人目で見ても重厚感というか、しっかり造っている、まさに蔵のようなイメージです。最近のローコスト住宅と呼ばれるものの中には見た目からして安普請なものも多いのですが、きちんとコストをかけるところではかけている「よはくの家」は、逆にちょっと目の肥えた人なら「いい家に住んでるな」とすぐに分かる佇まいです。
そして、案内されるまま中に入ると、いきなり玄関に手洗い場があって、さらに意表を突く!
子供が帰ってきたらすぐに手を洗える…
でも、その割にはボール? 鉢の部分が小さいので、下駄箱は水浸しになりそう。これはお好みで。
そして、この「よはくの家」の大きな特徴なのですが、リビングは2階にあって、寝室や子供部屋などの個室を1階に配置するという、一般的な一戸建てとは逆の発想で造られている点です。この理由については後で説明するとして、まずは1階の各部屋を見ていきましょう。
外観と同様、造りががっちりとしていて、特徴的な窓も遮音性が高そうです。このモデルハウスは子供部屋に関しては5畳ほどで十分という設計でしたが、そもそも建売じゃないので、このあたりはある程度自由に設計できそうですね。
サニタリーやお風呂も快適に使えそう。
洗濯機の前には扉があって、使わないときは隠せるようになっていました。また、洗濯物が干せるようになっているのですが、給気口と排気口が付いていて乾きやすい構造になっているそうです。このあたりの解説もまた後ほど。
実はまだこの段階では謎だらけだったのでもうひとつピンと来てなかったのですが、2階のリビングに案内された時、すべての謎が解き明かされて、思わず唸ってしまったのです。
その、リビング&ダイニングがこちら!
いいですか? ここから褒めちぎりますよ?(笑)
【謎解き その1】
リビングの奥に物置っぽいスペースがあって、何気に扉を開けてみると…
ごく普通の家庭用のエアコンが1台設置されているのが分かりますか? そして、その上部に写っているダクト。
実は、この6~8畳用の家庭用エアコン1台で、家中丸ごと空調を賄っているのです。各部屋へはエアダクトによって快適かつ綺麗な空気が供給されます。先ほどの洗濯室にも送られるので、洗濯物が乾きやすいという種明かしだったのです。
もちろん、各部屋に空調のスイッチがあるので、個別に室温調節が可能とのこと。
でも、ここで疑問なのですが、たった1台の家庭用エアコンで本当に全室賄えるの? と思いませんか?
【謎解き その2】
すでにこれまでの写真画像で気付いている人もいると思いますが、この写真画像に答えがあります。
なんだか壁と窓がやたらとぶ厚くないっすか?
この後、もっと分かりやすく説明していただいたのでその時のサンプルをご覧ください。
まずは壁。右が一般的な一戸建ての壁の厚さで、左がこの「よはくの家」のものです。
なんか、2倍ぐらいあるんじゃね?
外気の吸排気を行うダクトですが、この長さが単純に壁の厚さなんだそう。
もちろん、厚い壁の中がスカスカなんてことはなく、しっかり断熱材が入っています。
そして、またもやぶ暑い窓ガラスは世界トップクラスの断熱構造を持つというトリプルガラス!
また、隙間面積を極限まで減らすことで超高気密になっており、高い断熱効果もあってエネルギー効率が良く、エアコン1台でも十分なんだそうです。
で、実際に先ほどから数十分もリビングで説明を聞いているのですが、むしろ熱いぐらい。先ほどから熱く語っていただいている代表の早田さんなんて、いつの間にか半袖のTシャツ1枚ですもんね(笑)
この冬空の中、窓を開けて快適とかどういう事?(笑)
そして、実はこの快適性をさらに高める謎解きの3番目がこの2階のリビングなのです。
【謎解き その3】
これだけ壁を厚くして気密性も高めたら相当な重量になると思いませんか?
この家に限った事じゃないのですが、一般的な一戸建ての建て方、つまり1階に広いリビング、そして2階に壁の多い個室を並べる建て方だと当然2階の重量が大きくなります。するとどうでしょう? 例えば大きな地震が来たら高重心だと揺れも大きくなることが予想されます。その対策として余計な補強が必要になるかもしれません。
また、広い庭があるならいいのですが、なかなかそうもいきませんので、実際にはかなり建て込んだ住宅地にすし詰め状態ですから、1階だとほとんど日が差さないなんて事もありますよね。
2階にリビングを置く事で、これらがすべて解決できるんだそうです。確かにリビングに陽が入って気持ちいい!
気密性が高いという事は結露もほぼ発生せず、防音性も高いので、車の騒音やお隣りさんの生活音などもほとんど入って来ません。逆に自分たちの音も外にはほとんど出ないので、そういう観点からも快適に過ごせそう。もちろん、建材は体に優しいものを使っているため、シックハウスなどの心配もなさそうです。
造りのしっかり感は、歩く床の感覚からも伝わってきます。ちなみに床材は厚めの無垢なので傷が付けば削る事も出来るそう。
ほんと、この家は人をダメにする家ですね。もう外に出たくない…(笑)
きっかけはドイツの家を見たこと。高性能な家を日本にも根付かせたい!
ひととおり「よはくの家」を拝見したところで、なぜここまでこだわった家を造ろうと思ったのか、そのあたりを代表の早田さんにお聞きしました。
早田さんは23歳に建築の道に進み、いろんな技術を習得する過程で省エネ住宅に注目していたんだそう。
転機が訪れたのは、2007年にドイツのヴォーバンという街を訪れたこと。とにかく子供たちが幸せそう、人々が幸せそうなことに気づき、日本人と何が違うんだろうと疑問を感じたそうです。当時のドイツは日本とそれほど所得も変わらないのに豊かに暮らしている。
なぜだろうといろいろ調べるうちに、ほとんどの人が賃貸で暮らしている、しかもかなり安い家賃なのにしっかりとした快適な家に住んでいる。その理由は、どの家も70年80年経っていて、しかもまだまだ住み続けられる事に気づいたそうです。そこまで長く建っていれば減価償却は終わっているので、当然安く貸すことができる。大家さんも家を借りる人も幸せな住宅事情になっているのがドイツの姿だったそうです。
それに対して日本の住宅事情は、それほど快適とは言えない環境なのに高い家賃を払っている。また、家を建てる場合も35年ローンを組まされてその支払いが終わる頃にはかなりガタが来ているという状況… これはなんとかしないといけないと感じたのがきっかけとのこと。
長く快適に住むことができる住宅、造りがしっかりしている建物はエネルギー効率が良くなるから省エネにもなる。ただ、実際に独立後に理想の家を造ろうと思っても、建材などの規格が従来の日本基準なのでかなり苦労があったそうです。
同じ志を持った同業者の協力もあって、ようやく早田さんの理想に近い住宅が出来あがったというところでしょうか。やっぱり、何か琴線に触れるモノを造る人には、それなりのバックボーンや熱い想いがあるんですよね。
ちなみにおおよその価格をお聞きしたら、以前聞いたある有名ハウスメーカーとそれほど変わりませんでした。だったらこっちを買うよね~というのが正直な感想です。
いや、さすがにもう1軒買うのは僕には無理ゲーなので、僕が自宅マンションを買った15年前にこの家があったら… なんて考えると、これからこの家を建てて住む人に軽く嫉妬が湧いてきました(笑)
これから一戸建てを新築されようとしている皆さん、一見の価値はありますよ~!
尚、ウェルネストホームさんの新築完成見学会が、この1月29日・30日に坂出市林田町で開催されるそうです。ご興味のある方は、フリーダイヤル0120-146-711までお問い合わせください。