ガーカガワ

水族館飼育員ってどんな仕事なの?新屋島水族館で1日体験してみた。

マナやん

マナやん
今回の微熱大陸は、この3月21日で1歳の誕生日を迎えた新屋島水族館の人気キャラクター・マナやん。Twitterでは昭和なギャグ満載だが、笑いのヒット率は15%以下(編集部独自調査による)というその素顔に迫ってみたいと思う。

 

って、違う!

前にグイグイ出てくるマナやんの事だから、扱いが弱いとすぐ「オイラがメインじゃないマナか?」と不平不満ツイートしてくるのでオープニングにぶっこんでみましたが、今回はマナやん密着ではありません。
はい、決してそんな圧の強すぎる企画ではございませんのでご安心ください。

春休みになり、世のちびっこ達がふと「新学期になって、新しい担任の先生から将来は何になりたい?と聞かれたらどうしよう」と思い悩むこの時期、そんな迷えるちびっこ達に「大きくなったら水族館の飼育員さんになりたい!」とドヤ顔で言ってもらうための企画なのです。

題して…

水族館飼育員ってどんな仕事なの?新屋島水族館で1日体験してみた。

そして、せっかく飼育員さんになるならプリティなガールがいいに決まってますので、今回はお馴染みのMamilyにチャレンジしてもらいましょう。

飼育員さんを1日体験する事で、普段我々が見る事のできない新屋島水族館も感じていただけるかもしれませんので、ぜひちびっこ以外の読者さんもご覧ください。

 

「9:00の開館時間前に来てもらうと準備しているシーンとか撮れていいんじゃね?」という新屋島水族館のエラい人に誘われて8:30に到着すると、すでにスタッフさんたちは開館準備に追われていました。

いきなり忙しそうなので声をかけるタイミングを計りながら、めっちゃ朝からテンションアゲアゲのペンギンたちを眺めていると…

すっぴんのさんが声をかけてくれました。

とりあえず、頑張るぞ!的な写真を撮りましたが、流れ的に少しタイミングが早いので淡々と進めたいと思います。
ちなみに今更ですが、ほぼ丸一日体験しましたので記事のボリュームがめっちゃあります。時間がなくて流し読みされる方は、またあらためて寝る前にでもじっくり読んでいただければしっかり睡眠不足になると思うのでおすすめです。

そして、そうこうするうちに朝礼が始まりました。

横で聞き耳を立てていると、どうやら魚や海獣たちの健康状態や経過観察などの情報を共有したり、今日のイベントのスタッフ配置などの打ち合わせが行われているようでした。

スタッフの皆さんが真剣に朝礼しているので、どこかレジャー感覚だった取材陣も気が引き締まります。

今日は一日体験させていただくので皆さんに挨拶した後、さっそくMamilyには飼育員さんに変身していただきたいと思います。

Before

After

かわいい~! 制服萌え~♡

そして、今回お世話になるのは「つじいちゃん」こと、飼育員さんの辻井さん。

最初に新屋島水族館に取材に行った時からいきなり「つじいちゃん」と馴れ馴れしく呼んでしまったのに、めっちゃニコニコしてくれるので、つい僕も親しみを込めて「つじいちゃん」と呼び続けている可愛らしいスタッフさんです。

今回もしっかりエスコートしていただけるそうです。
では、1日よろしくお願いします!

お馴染み、新屋島水族館が好きすぎて2歳から通い続けているうちに博士と呼ばれるようになった、この春中学生になるたっくんもよろしくね!

辻井さん「では、さっそくお掃除からはじめましょうか♡」

おっ、いきなり飼育員さんらしい本格的な体験が待っているのか!

 

辻井さんに連れられてやってきたのは、先ほどテンションアゲアゲだったペンギンコーナー。
長靴に履き替えて、最近は鳥インフルエンザが流行っているのでしっかり消毒も行います。

そしてペンギンコーナーの中に入ると…

めっちゃ集まってくる!

そして、いきなり人目もはばからず求愛行動(笑)

しかも、ガン見しているこどもペンギンの目の前で…

これは教育上よくないので、辻井さんがすかさずフォローに入ります。

それなのに、意に反してMamilyに求愛行動しようとするこどもペンギン… という画ヅラになればめっちゃオイシイのに普通でした…

と、遊んでいる場合ではないのでさっそく掃除をはじめましょう。

そういえば生ペンギンをこんなに近くで見るのは初めてです。1羽だけやたらと挑戦的な子がいましたが、僕は大人なので軽くやり過ごすことにします。

まずは辻井さんがお手本を見せてくれます。

巣穴というかハウスというか、ひとつひとつ丁寧に洗っていきます。
でも、掃除をしながらもさりげなくペンギンたちの様子もチェック。

新屋島水族館の中では比較的広いスペースを取っているペンギンコーナーですが、普段はこれを30~40分程度で掃除をされるそうです。糞などの汚れも結構あって大変だねって声をかけると、「掃除」「調餌」「給餌」の3じは飼育員の基本なんですよと笑いながら答えてくれました。

おおよそやり方が分かったところでMamilyもチャレンジ。これが意外とテキパキやり始めたのでちょっとびっくりです。

その様子をいつもの日常とばかりに見つめるペンギンたち。

ふと足元を見ると、またもや挑戦してくる血気盛んなペンギン。

そして、遠目に見守るたっくん。

さらに掃除はガチで続きます。

いつものガーカガワなら、ちょこっとだけ掃除のフリをしてさもガチでやったかのようにヤラセ全開とするところなのですが、今回はなんとなく流れでこのまま掃除を続けてもらってます。

巣穴をすべて掃除して、さらにプールまわり全体を磨き始めた頃にはさすがに我に返りましたが、なんとなく画ヅラがサザエさんみたいで可愛いのでそのまま流すことにします。

そんなMamilyのひたむきな姿を見て、辻井さんも「スジがいいですね」と目を細めながら見守っていただきました。

結局、たっぷり1時間かかってペンギンコーナーの掃除をやり切りました。
途中、広報の加藤さんがガラス越しに様子を見に来ていたそうで、後で「まともに掃除をやっててびっくりしました。」と冷ややかな視線を送ってきたので、我ながら血も涙もないヤツだと思いました。

さすがに悪いと思って「いきなり大変な作業をさせてごめんね」と言うと、「えっ?めっちゃ楽しかったです!飼育員さんの大変さも分かったし、ペンギンも間近に見れて可愛かったです!」とこの笑顔。

ほんま、ええ子や♡

 

さらに休む間もなく飼育員さんの仕事は続きます。
まずは、11:00から行われるイルカ劇ライブの準備です。

そんな様子を興味津々とばかりにイルカも様子を見に来るので、思わずMamilyも「かわいい~っ!」と潤いのひととき。

この人懐っこさに、普段飼育員さんがどれほど愛情をかけて接しているかが分かるような気がしました。ペンギンと同様、日々の掃除だって大変だろうし、調餌だって今どきの女子なら抵抗がある作業かもしれません。余程愛情がないと出来ない事だと思います。

イルカ劇ライブの準備が終わったところで、「イルカ劇ライブまで少し時間があるので、館内を軽く見て回りますか?」と辻井さんから嬉しいお誘い。きっとMamilyの頑張りに気を遣ってくれたのでしょう。つじいちゃんも優しい!(笑)

ここで、新屋島水族館にまだ行ったことがない、あるいはもう随分行ってないな…と思われる読者の皆さんに紹介も兼ねて2人の後をついて行く事にしましょう。

新屋島水族館は、1969年に屋島山上水族館として開館したのが始まりで、紆余曲折はあったものの、敷地や建物などの大きな部分はそれほど変わることなく、どこか昭和の懐かしさを感じるこじんまりとした水族館です。

どこかの水族館で見たイルカショーに憧れて、自分もトレーナーになりたいと新屋島水族館に就職したという辻井さんもこの新屋島水族館のアットホームな雰囲気が大好きなんだそう。
飼育員さんになって嬉しかった事をお聞きすると、海獣やペンギンたちと向き合っていると「意思疎通ができた」と思う時があって、その瞬間がたまらないといいます。

新屋島水族館はいつも何か温かさみたいなものを感じるのですが、やはりここに勤める飼育員さんやスタッフさんたちの愛情を感じるからなんだなとあらためて思いました。

もちろん小さなスタッフであるたっくんも気持ちは同じでしょう。

そして、今日1回目のイルカ劇ライブがはじまりました。

人気の世直し侍が登場すると、お客さんたちは大喜び!
実はご厚意で、この後の回に飛び入り参加が決まったMamilyは、台本を見ながら真剣なまなざしで予習を行います。

そして、さっきから気が付けば後ろにいるたっくんが、Mamilyにカッコいいところを見せたいのか誘ってくるので、音響室にお邪魔しました。

ライブの様子を見ながら、タイミングよく音楽や効果音を流していきます。

たっくんがカッコキメキメで「じゃぁ、僕がハイって言ったらこのボタンを押してください」という指示に従って効果音を流すMamily。

ちょっと間違って変なタイミングで音楽を流してしまって一瞬凍り付きましたが、侍さんは見事に演じ切ってくれて感謝です。
そして「上手でしたよ」と、すかさず優しさを見せるおませなたっくんでした。

まだまだMamilyの修行タイムは続きます。
ここで、皆さんお待ちかね。ようやく人気者のマナやんの登場です!

こちらも午後からMamilyがアテンドする予定なので、しっかり見学させていただきます。
特に、1歳を迎えてリアルにしゃべるようになったマナやんは、突然「オイラの身長は57mマナ」とか、ちびっこの親世代すらついていけないコンバトラーV(知っているのは40代後半以上だと思うぞ…)のスペックをかぶせてきたりするので、ガチで対応力を発揮するか、それとも完全スルーするかの選択に迫られるのです。心の準備をしっかりとしておかなくてはいけません。

突然「ハグしたいマナ」とか言われても、昭和なギャグを連発された後だと微妙やんな(笑)

ほら~っ、たっくんも心配そうやんか!

またおったんかいな(笑)

 

そして、ようやくランチタイム。
きっとここまで読まれた人も「やっとランチかいな」と思われたと思いますが、書いている僕はすでにここまで4,127文字になっている事に度肝を抜かれております。
前編と後編とに分けようかという誘惑と闘いながら、ようやくランチタイムまでたどり着きました。

さて、9:00から17:00までしっかり営業している新屋島水族館では、当然ですがお昼休みも交代で取ります。実は、たっくんが油断した隙に麓のマクドまでハンバーガーを買いに行ったのですが、ご存じのように新屋島水族館がある屋島山上にはコンビニもカフェもありません。一部うどんなどを提供する飲食店もある事はあるのですが、さすがに毎日ともなるとそれも辛い。
必然的に飼育員の皆さんのランチと言えばお弁当持参というのが習わしとなっているようです。

たまたまお昼休みがかち合ったイケメンの川村さん。

辻井さんと同じころに新屋島水族館に就職されたそうで、同じくなんで飼育員さんになったの?という質問を投げてみましたが、なんか親御さんとの進路に対する考え方の違いみたいな、あるあるだけど詳しく書き出すとさらに1,000文字ぐらい消費しそうな話になってしまったので割愛します。でも、やっぱこの仕事が好きなんだな…という事はしっかり伝わりました。

この後、入れ違いに何人かのスタッフさんとも軽くお話をしましたが、みなさん本当に明るくて、気さくな人ばかりでしたよ。

 

スタッフの皆さんのお話を聞いていると時間ギリギリになってしまって慌てて向かったのは、マナやんのアテンド。
広報の加藤さんが優しくヘッドマイクをかけてくれながらいろいろアドバイスしていただきましたが、本番直前のMamilyはちょっと不安そう。

でも、ここまで来たならやるしかない! マナ神様にマナやんがあまり暴走しないようしっかりお願いしていざ出撃です。

すると、さっそく女の子の姉妹ちゃんが近づいてきました。

まさかしゃべるとは思っていなかった姉妹ちゃんは一瞬かたまりましたが、害はなさそうだと知ってさらにスキンシップを求めてきます。

マナやん「将来は何になりたいマナか?」

いいね、そういうちびっこが答えやすい質問を投げかけるうちはMamilyも十分対応可能です。

マナやん「オイラ、身長が57m…」

いや、もうええって!

Mamily「マナやんと一緒に写真撮りませんか~?」

加藤さんにフォローしてもらいながらも順調にアテンドしていきます。
写真撮影もめっちゃシャッター押しまくりでしたが、うまく対応できました。

ところが気を良くしたマナやんが、突然外に出ると言い出し、ちょっとパニック…
そう言えば、先ほどちょこっと見た時には、イルカプール辺りに結構なお客さんがいたはず。大勢のお客さんに囲まれてしまうと対応しきれないかもしれない…

それでもくちゃくちゃ言いながらマナやんは館外に出ていきます。

ちょっとこれはまずい!
大勢のお客さんが…

お客さんが…

お客さんがーーっ!!

だーれもおらへんやんけ!
さっきまで大勢いたお客さんはどこいったんやーーっ!

マナやんが出てくると分かって、引き潮のようにお客さんが逃げてしまったのか??

「マナやん残念だったね」

またおるんかいっ!

そして…

情が移ったんかいっ!

こうして、マナやんアテンドは無事終了したのでした。

おしまいマナ♪

ってちゃうわ、まだあるし!

 

そしていよいよMamilyが飛び入り参加するイルカ劇ライブが始まります。
イルカ劇ライブといえば「成敗!」でお馴染みの世直し侍がめっちゃ人気ですよね。ファンの皆さんの中には「侍さんに成敗されてみたい!」と思われる人も多いと思いますが、今回はどんな役回りで飛び入り参加するのか?

それではダイジェストでお送りしたいと思います。

と、まあこんな次第です。

てか、ダイジェストすぎるやろ!

という事で、会場のお客さんの中から「かわいい~!」という声が聞こえたMamilyの演技を動画でどうぞ!
(新屋島水族館広報さんご提供)

大きな声を出した迫真の演技お疲れさまでした!

一番緊張しそうなイルカ劇ライブも無事終わり、イルカついでに水族館の奥にある知る人ぞ知るもうひとつのイルカプールでトレーニング体験です。

いやもう、ここまで来ると逆にいないと寂しくなるたっくんもちゃんとストーキングしてくれています(笑)
ついでに言うと、ガーカガワもいろんな人をイジっていますが、小学生をここまでイジったのは今回が初めてです。さすがたっくん!(フォローが強引…)

さて、イルカのトレーニングです。
先ほど辻井さんが「意思疎通が出来たと思える瞬間がたまらない」と言われましたが、まさにそれを感じてもらおうというめっちゃありがたい体験です。

まずはエサやりから。

少し慣れたら指示を出してみます。

おおっ、すごい!

そして、ちゃんとご褒美をあげましょう。

そして、トレーニングはだんだん高度になっていきます。

もちろん横にトレーナーさんがいたからちゃんと指示が伝わったのですが、意思疎通が出来たという感覚がなんとなくお分かりいただけたでしょうか?

 

そして、今回の1日体験も最後のプログラムとなりました。カワウソのエサやりです。
実はエサやり自体は一般のお客さんでも参加可能で、これまた人気のイベントなのです。

こちらのカワウソを担当していただいたのは保浦(ほぼ)さん。

保浦さんは別の水族館で働いていた事もあるそうですが、新屋島水族館の良いところはいろんな海獣の担当ができる事なんだそう。もう、動物そのものが好きなんだろうな~。

では、さっそくエサやりから。
一般のお客さん向けのやり方と同様、ひしゃくに魚を入れて給餌します。

以前の記事にも書きましたが、めっちゃ愛らしいカワウソも魚を食べる時の表情はめっちゃ邪悪な顔をします(笑)
エサやり体験の時によーく観察してみてくださいね。

そして、せっかくなのでと、少し芸を披露してくれました。

Mamilyも挑戦です。

ぐるっと回って~

ハイタッチ!

保浦さんが「このハイタッチの時の表情がトレーナー萌えなんですよ~♡」と言うので、ここまで長々と読んでいただいた読者さんにとっておきのプレゼントです。

いいですか?

トレーナーだけにしか見る事ができない萌え顔を奇跡的に撮影しました。

かわゆす~~っ!!

皆さん、新屋島水族館に行かれたら、ぜひ保浦さんに「トレーナー萌えの表情見ましたよ~!」と感謝の気持ちを伝えましょう!(笑)

そして、今日一日の感謝を込めてカワウソコーナーのお掃除です。

そして、やっぱりそこにいたたっくん(笑)

たっくんも今日一日ありがとうね!

 

と、ここまで6,746文字もお付き合いいただいた読者の皆さんもお疲れさまでした。
新屋島水族館の飼育員さんを1日体験してみて(正しくは、体験する姿を眺めて)感じたことは、飼育員さんも大変だな~とか、陰でいろんな苦労をされているんだな~とか、もちろんそれもあるけど、何より「やっぱ好きなんだな~」という事が本当によく分かりました。
好きだから大変な作業も笑顔でできるのだろうし、自分たちが好きで愛しているものだから、お客さんたちの「かわいい~!」という反応が嬉しくてさらに笑顔になる。新屋島水族館の飼育員さんやスタッフさんたちはいつもニコニコしているんだけど、そのニコニコ笑顔の秘密が少しだけ分かったような気がします。

Mamilyにも感想を聞いたら、理屈じゃなく即答で「めっちゃ楽しかった!」と笑顔で答えてくれました。

水族館の近くでは桜も咲き誇って、これまた綺麗です。
桜が終わる前に、さっそく新屋島水族館に訪れて、ニコニコ笑顔にふれてみましょう!

新屋島水族館の皆さん、本当にいろいろご配慮いただき、また、めっちゃ親切にしていただきありがとうございました!

おしまい。

 

新屋島水族館公式ホームページ
モデル=Mamily/YouTubeチャンネル
撮影=原田伸一(ガーハラダ)

施設名新屋島水族館
所在地高松市屋島東町1785-1
※屋島山上
電話番号087-841-2678
営業時間・入場料9:00~17:00(最終入館16:30)
・大人1,500円
・小中学生700円
・3歳~未就学児500円
定休日年中無休
駐車場屋島山上有料駐車場(1回300円)利用