ちょっと気になるニュースが目に留まったのでご紹介します。
(出典)【意外な結果】140年前の日本の人口ランキング!(ダイアモンドオンライン)
1882年に刊行された第1回日本帝国統計年鑑に記されている1880年時点の日本の府県別人口をひろった記事で、現在とはあまりにも違い過ぎるランキングに驚きを持って伝えられています。
気になる1880年の府県別人口ランキングがこちら。
※出典:ダイヤモンドオンライン
意外な事に石川県が全国1位!
ちなみに東京は95.7万人で17位、大阪に至っては58.3万人で34位という、これまた意外な順位になっています。
ところで我が香川県の順位はというと…
えっ? 香川がない??
実は廃藩置県直後に紆余曲折あって、最初に香川県として発足したのは1871年のこと。その後、1873年2月に名東県(のちの徳島県)に編入され、一旦香川県として分離されるも、1876年8月~1888年12月は愛媛県に編入されていたのです。
という事は、この統計にある1880年、香川が編入されている愛媛県が143.9万人で全国3位!!
だから何? という話なのですが、香川愛媛連合(あえてそう言う)が日本の人口ランキングで3位というのは面白いですよね。
ちなみに何でこんな人口分布になっているのかというと、その当時はまだまだ農業が主産業だったので、農村で人出を必要としていたという事。したがって、都市部より農村部の方が比較的人口が多かったという背景があるのだそう。
明治維新から大正、昭和と日本の産業構造が発展していくにつれ、農村から都市部へと人が流れ、現在のような都会に人口が集中するという構造に変わっていったのでしょう。
⇒ 【意外な結果】140年前の日本の人口ランキング!3位愛媛、2位新潟、1位は?(ダイアモンドオンライン)