ガーカガワ

高校生が一筆に思いを込める「書道パフォーマンス大会」高松で開催

県下の高校生たちが曲に合わせ、手拍子やダンスをしながら一筆に思いを込める「第11回うどん県書道パフォーマンス大会 in サンポート」が開催されました。優勝は高松商業高校。

 

映画でも話題になった、高校生による書道パフォーマンス大会が香川でも行われているという事は随分前から知っていたのですが、ようやく今回取材にお邪魔することができたので、その模様をざっくりとレポートします。

書道パフォーマンス大会とは、約10人程度でチームを組み、曲に合わせて手拍子やダンスをしながら巨大な半紙に筆を入れるもので、県下の高校生たちがその技と出来栄えを競う大会です。
今回で11回目となる本大会には、香川県下の高校22校約170名が参加。普段の練習の成果を披露するとのこと。

という事でまずは関係者の方々に軽く挨拶を済ませて、いきなりMCの紹介(笑)

ガーカガワにも以前出てもらったことのある、ともねえさん(右)とこはるちゃん(左)。経験豊富なともねえさんの胸を借りて、こはるちゃんも元気に司会をしてくれました。また今度ガーカガワにも出てね!

そして、去年の優勝校である多度津高校のパフォーマンスを皮切りに、いよいよ「第11回うどん県書道パフォーマンス大会 in サンポート」が始まりました。

2年生2名、1年生1名の計3名と少人数ながら、ひとりひとりの思いが伝わるような力強さと繊細さがうまく調和した筆が印象的でした。

審査員の先生からの講評やアドバイスにも真摯に耳を傾けていました。

続いては高松南高校のパフォーマンスです。
今回のテーマは「和の心」。穏やかで謙虚な日本人らしさを今一度大切に思う気持ちをこめて演技するそうです。

中央にどんと書かれた「夢」(かな?)が躍動感に満ちています。全体のバランスもとっても良くて、個人的にはとっても好きなやつだと思いました。高校生らしい、若さ溢れるパフォーマンスでした。

若いっていいなぁ~なんて感心しながらふと後ろを振り返ると…

あかん… せっかく浴びた若さが吸い取られる…

いや、怖いがな…

ガーカガワでは「いかがわしい占い師」として強烈なキャラを発揮している篠宮麗華さんですが、実は大変高名な占い師の先生です。今回は高校生の皆さんを占って思春期のお悩みを解消しようと会場内にブースを出していました。
めっちゃ目立つ場所にブースがあったので恥ずかしくて占えない女子もいたと思います。気になった人は電話でも占ってもらえるそうなので連絡とってみてくださいね~!

と、事前にいきなり「今度取材お願いね♡」とビールを1ケース送りつけてきたので、いちおう宣伝しときます(笑)

さて、いかがわしいCMを挟んで次に登場するのは高松東高校。16名と大会最多の参加人数でチームワークを発揮します。

見ている人に自信と勇気を与えたいという彼女たちのパフォーマンスは、全体の規律の取れた動きに相反して一筆一筆書き手の個性も感じる厚みのあるもの。細かいことはよく分かりませんが「これだけの人数で緻密に書いて、よく文字を踏んでしまわないものだな…」と変なところで感心してしまいました。

そして次は、英明高校。今回のテーマは、雲間から漏れ差す光が神々しく照らす「瀬戸の島々」だそうです。

このパフォーマンスもとってもいい! 書というより一枚の絵画を見ているかのようです。ここサンポート高松から広がる瀬戸内海を見ているようで、とっても爽やかな気持ちになりました。

と、本当なら出場22校全校を紹介したかったのですが、後の予定があって本日の取材はこれにて終了。時間ギリギリまで粘ろうと思っていましたが、またしても例のいかがわしい占い師が「たこ焼き食べに行こ!」と言うので、最後に会場に集まった出店ブースを少し紹介してレポートを締めたいと思います。

たこ焼きミントさん。

以前、ガーカガワでも紹介しましたが、いろんな味が楽しめるたこ焼き屋さん。この日は蒸し暑かったので、たこ焼きというよりこちらの口。

浅漬けのきゅうりが鬼くそ美味しかったです。

そして、篠宮麗華さんのブースの横に出店されていたのはアマンデ洋菓子店さん。

この場所でさぞやりにくいだろうと心中お察ししましたが、お店のマスターは案外そうでもなくめっちゃ朗らかな人(笑)
凍らせた濃厚カスタードプリンを試食させていただきましたが、これはマジでうまかった! 口の中でとろける甘さが最高でした。

他にも骨付き鳥がおいしそうだった、なかなかさんや、

おろし立ての移動販売車で張り切っていた、師匠の餃子さんなどなど、

たくさんのお店が出店されていました。いろんなイベント会場などで出店されるそうなので、見かけたらぜひお立ち寄りくださいね!

そして、最後の最後。次の予定まであと3分ほど居れそうだったので、観音寺総合高校。

今回のパフォーマンスは、家族、友人、当たり前の日常、全てに感謝の思いを詰め込んだものだそう。なんだか手紙をもらったかのような書で、すごく気持ちが伝わってきました。

紹介できなかった高校の生徒さんごめんなさい。後でその後の様子を聞いたら、どの学校もそれぞれの個性がしっかり出ていて、このコロナ禍にあってすごく励まされた大会だったそうです。

ちなみに今回の優勝校は高松商業高校、準優勝は観音寺第一高校だったそうです。おめでとうございます!