ガーカガワ

高松市浅野地区の休耕田に遅咲きのコスモスが満開!12月初めまで見ごろ

今年のコスモスを見逃した方必見! 休耕田となった段々畑で遅咲きのコスモスが満開です。今年はマリオの土管やどこでもドアっぽいフォトスポットも登場。

 

ひょうげ祭りで知られる高松市香川町浅野地区。
こちらで休耕田となった段々畑を利用したお花畑にコスモスが綺麗に咲いたと聞き立ち寄ってみました。

この場所を見てピンときた方! そう、春にネモフィラが咲いていたあの場所です。ガーカガワでも紹介させていただいたらすごい反響で、多くの人たちが辺り一面のお花畑を楽しんだようです。

ネモフィラを先に紹介してしまったのですが、実はこのお花畑は浅野校区コミニュティ協議会が主導する取り組みで、元々はこのコスモスの隠れた名所として地元の人たちに知られている場所なんです。

今頃コスモス? と思われた人もいるかもしれませんが、浅野校区コミニュティ協議会会長の上原さんによると、あえて遅く咲くよう種まきの時期を遅らせているのだとか。少し気温が下がったこの時期に咲かせることで花持ちが良くなるそうです。

日の光を浴びて若々しく咲く10月のコスモスもいいですが、冬の気配を感じるこの時期のコスモスには凛とした強さを感じます。温暖化の影響なのか10月といっても最近はまだまだ暑いですからね、花自体も暑さでヘタっていることも多いので、11月のコスモスがむしろ本来の美しさなのかもしれません。

今年はどこでもドアをイメージしたドアや、マリオの土管をイメージしたものも置かれ、小さなお子さんと楽しそうに写真を撮っているファミリーの姿も見られました。

今回ご案内していただいた浅野校区コミニュティ協議会会長の上原さんも楽しそう。

自然豊かな浅野地区ですが、意外にも子どもたちが自由に遊べる場所がないという声が多かったそう。また、高齢化や後継者不足などにより増加する休耕地問題もあります。
そんなこともあって地域に暮らす人たちになごみを与え、憩いの場所として休耕田に花を植えることを思いつき、手始めに秋のコスモス畑に取り組まれたそう。今では地元の人たちだけでなく遠方から来られる方も増え、昨年には急遽駐車場も作ったそうです。

子どもたちがお花畑で遊ぶ姿を見るのが一番嬉しいですねと目を細められました。

場所がちょっと分かりにくいのですが、近くまで来ると要所要所に「油山登山口」への案内看板がありますので、そちらに従って進んでください。駐車場は、お花畑横の道路沿いに桜の木が何本か立っていますので、それを越えた先に数台駐車できる空き地があります。

上原さんによると11月の末か12月のはじめ頃までコスモスは楽しめるそうです。ドライブがてらちょこっと立ち寄られてはいかがでしょうか?