こんにちは。ガーハラダです。
さて、前回の丸山島の記事で、黙々と貝を掘り続ける老夫婦との会話を覚えているでしょうか?
地元の人が貝を掘りながらでも無意識に出て来る「妙見さん」とは一体どんな所なのか?
せっかくなので、老夫婦のおすすめにのっかってみる事にしました。
秘境感がハンパない妙見さん!
老夫婦の言われるまま、丸山島から仁尾町に戻り、最初の信号を左折。
詫間町に抜ける県道を進むと、確かに「ふれあいプラザ」への案内看板がありました。そこをさらに左折して進むと、やがて「妙見宮」への案内板が見えてきました。
ちなみに、ふれあいプラザの手前に妙見宮の駐車場がありますが、これは登山者用。山道を延々歩いて登るなんて僕には自殺行為なので、かまわず細い林道を車で進んで行く事に。
落ち葉がたんまり道に降り積もっているので、スリップ注意です。
そして、程なく地元の人からは「妙見さん」で親しまれる妙見宮に到着しました。
ちなみに、車は鳥居の正面に4~5台駐車できるスペースがあります。
この案内看板の寂れ具合がいいですね~!
ん?
もしかしてさっきの老夫婦は「妙見山」と言ってたのかな?
妙見さん・・・ 妙見山・・・
ぼーっと考え込んでいると、いきなりコイツが驚かしてきやがったので先に進む事にします。
確か、おじいちゃんは100段、おばあちゃんは150段と言ってた参道の石段。
両脇に灯篭が立っていて意外と良い雰囲気。
途中、こんな可愛らしい戎さんもいたりでなごむし。
石段の数はきっとガセだろうと思い数えてみましたが、実際には200段ちょいありました。
実際より少なく記憶に残っているという事は、あのご夫婦はまだまだ元気な証拠ですよね。200段を150段や100段と感じる体力の持ち主なんじゃ・・・ ない、かな。
ここまで誰ともすれ違わず、たっぷり秘境感を味わいながら本堂に到着しました。
この時期なのに紅葉ってるとか摩訶不思議すぎる・・・
軽い気持ちで開運洞穴に入ったら、とんでもない事に!
近くにあった案内板によると、正式名称は「岩屋妙見宮」と言い、「(朝日の妙見さん)」とカッコ書きがされていました。
やっぱ「妙見さん」やったんや・・・
ご本尊は、北辰妙見大菩薩。宇宙を司どり人の運命を支配するという、どえらい神様なんだそう。
本堂の上にどーーんとその存在感を見せる巨岩に圧倒されます。
この巨岩はどんなしくみになっているのか?
よく見ると、本堂の柱が石を支えているわけでもなさそうだし・・・
そんな妙なところに興味を覚えつつ本堂の周りを舐め回していると、ふと気になる立札が。
開運の洞穴 くぐれば開運
おおっ! なんだかそれっぽい洞穴がある!
「くぐる」と書いてあるので、それほど洞穴も長い距離ではなさそう。
なんか楽勝っぽいな!
と、この時は完全にナメておりました。
いそいそと洞穴に入って行くと・・・
結構岩場が急で、狭いぞ・・・
絵にならないので途中振り返った写真ですが、実は正面はこんな感じ。
洞穴の中は人ひとりがやっとくぐれるほどの、文字通り「穴」。
しかも、S字のようになっているから光も届かないのです。
さらに真っ暗闇を手探りでよじ登っていると・・・
ピッキーーーン!
やべ・・・
足つった・・・
こんな中途半端な場所で・・・
もしかしてこのまま遭難するのか??
死ぬかもーーーっ!!
皆さま・・・
これにてガーカガワは編集者死亡にて打ち切りとさせていただきます・・・
・・・・。
・・・・・・。
※妙見宮から仁尾町を見下ろす
・・・・・。
という事で、僕みたいに決死の覚悟のある方はぜひ開運を手にされてください。
運とは、みずから命がけで掴み取るものなのです。(キッパリ!)
ちなみに、つった足を引きずり、ほふく前進で「暗いの怖いよぅ~ 狭いの怖いよぅ~」と、面堂終太郎トランス状態になった事は内緒の話しです。
おしまい。