ガーカガワ

アフリカマナティーを救え!研究者がクラファンを立ち上げたのでお話を聞いてきました。

新屋島水族館にマナティー研究家の菊池夢美さんが来られていたのでお話をお聞きしました。

 

新屋島水族館で大人気の動物「アメリカマナティー」。
このアメリカマナティーの仲間であるアフリカマナティ―が絶滅の危機に瀕しているのを皆さんご存じですか?

長年マナティーの研究に身をささげているという農学博士、一般社団法人マナティー研究所の代表理事・菊池夢美(きくち むみ)さんが新屋島水族館に視察に来られていたのでお話を伺ってみました。

◆菊池夢美(きくち むみ)/ 京都大学野生動物研究センター研究員、一般社団法人マナティー研究所代表理事

2007年からブラジルの国立アマゾン研究所との研究を開始。
2010年に東京大学大学院農学生命科学研究科にて博士号(農学)を取得。2014年から京都大学野生動物研究センターの研究員として所属し、2017年からペルー・イキトスのアマゾンレスキューセンターと共同研究。
2017年6月18日「情熱大陸」出演後、2018年4月に一般社団法人マナティー研究所を設立。2019年からカメルーンのアフリカ海生ほ乳類保護団体とアフリカマナティー保全事業を開始する。

 

マナティーが好きすぎてライフワークに!人との共存や環境問題にも取り組む

いえね、マナティー水槽の前でウルウルだったり、マナやんと楽しそうに絡んだりしているで、最初はマナやんのファンの人かなと思っていたんです。あまりにも熱心だから、ちょっとインタビューでも取ろうかなと様子をうかがっていると…

「あの方はマナティーを研究している有名な人なんですよ」と、新屋島水族館のエラい人が耳打ちしてくるではありませんか。しかも、あの情熱大陸にも出たことがあるという…
弊誌ガーカガワでも情熱大陸のパロディーっぽい記事は書いたことはありますが、ガチで情熱大陸に出た人と会うのは初めてなので、それだけで単純に「すご!」と思った次第です。

これはサインのひとつももらわねばなるまいと紹介していただくと、「私、マナティーが大好きなんです!」と言うオーラを全身で発しながらいろんな事を話してくれました。

水族館で出会ったマナティーにひと目惚れし、研究の道へと猪突猛進したという菊池さんは、研究を通じて生きものや自然のすばらしさとかけがえのなさを学び、環境教育の大切さを実感されたそう。
マナティーに関してもまだまだ知られていない事が多く、マナティーが生息するアマゾンやアフリカでも人々の欲や誤解から乱獲や混獲されるケースも多いのだそうです。

以前撮影されたアマゾン川の様子を動画で見せていただきましたが、泥で濁って川の様子がまったく分からない。
「水中の様子がまったく分からないので、研究者はともかく、現地の人たちですらその生態があまり知られることがないんですよね。」と。
特にアフリカマナティーに関しては顕著で、水深3mほどという人に近い場所に住んでいながら泥で濁っているためにその姿を見る事ができないため、マナティーの中でも特に研究が進んでいないのだとか。

アフリカマナティーについて研究者の間でもわかっていないことが多い中、カメルーン現地でもマナティーのことを知らない人が大半です。それどころか、濁った川や湖では漁業の際にマナティーが混獲される事故が起きており、その際に漁網を壊して逃げるマナティーもいるため、現地の漁師の間ではマナティーは害獣とみなされ捕殺されているといいます。

「絶滅の危機に瀕しているアフリカマナティーをなんとか救いたいんですよね」

そこで、今回活動資金としてクラウドファンディングを立ち上げたそうです。

 

マナティーと共存できる未来へ!アフリカマナティー保全プロジェクト

本当にマナティーの事が好きすぎる菊池さん。ふと見ると、マナティーの写真ばかり撮っていました。

そんなマナティー愛にあふれ、その人生をマナティーの研究と保全に捧げている菊池さんが、カメルーンにて課題となっている絶滅危惧種アフリカマナティーの混獲を回避するための現地での活動資⾦と、現地のみならずマナティーのことについて知ってもらう機会となる「環境教育」のための教材開発費⽤を集めるため、170万円を第⼀⽬標に9月10日までクラウドファンディングを募集しています。

アフリカマナティーが混獲され、それにより害獣とみなされ捕殺されている悲しい現状を改善するためには、現地の人たちのマナティーへの理解が必要です。
そのためにはまず、混獲を回避する漁法を考案して伝えること。そしてマナティーの現状と正しい情報を知ってもらい、地域の人にマナティー保全へ協力してもらう必要があります。

また、絶滅危惧種の保全と共存はカメルーンだけでなく世界の課題となっています。そこで、今回のクラウドファンディングを通して、アフリカマナティーの混獲を回避するための「漁法の周知」とマナティーとの共存に向けて日本国内外への発信も目指した「環境教育」を両軸で進めるための活動資金を募っているそうです。

というか、それだけの活動資金として170万円って少なすぎじゃね?
きっと、自分たちの事は二の次で、きっちきちに切り詰めて活動されているのでしょう。人の善意に付け込んでクラファン長者になっている愛護団体もあると聞きますが、この募集金額を見ただけでその純粋さが分かるというものです。
よかったら、菊池さんのクラファンサイトをぜひ覗いてみてください。

⇒ マナティーと共存できる未来へ|アフリカマナティー保全プロジェクト(READYFOR)

マナやんも応援しています。

てか、サインもらうの忘れた! なんてこった…

おしまい。