ガーカガワ

盆栽ガールズレポ #11 ~ 海外で人気な小西松楽園の松盆栽の秘密を探る ~

小西松楽園

Bonsai☆Girls Project がおすすめのお店や施設をレポートする「盆栽ガールズレポ」。今回は、松盆栽の産地である鬼無地区にあって、海外への輸出やネット販売にも本格的に取り組む「小西松楽園」さんにお邪魔してきました。

 

香川大学の学生の皆さんが、高松市の盆栽を全世界にPRしようと結成されたBonsai☆Girls Project(以下、BGP)。
毎回盆栽ネタでお騒がせしておりますが、今回は、BGPメンバーのことみんすみちゃんが、明治創業の老舗盆栽園「小西松楽園」さんを案内してくれるという事で、さっそくレポートしたいと思います。

Bonsai☆Girls Projectことみん(左)、すみちゃん(右)

尚、前回同様、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から自主規制を厳守するためにマスク着用での取材となる事をご容赦ください。
どうしてもこの可愛らしい素顔をご覧になりたい方は、盆栽ガールズレポの過去記事で探してみましょう(笑)

 

いきなりですがクイズです!

いきなりですが、ここで問題です。

一見、大きさも枝ぶりも同じように見えるこの2つの盆栽。価値というか価格というか、実はかなりの差があります。

よーく見てみましょう。

左の盆栽と、

右の盆栽。

さて、どちらがお値段が高いでしょうか?

ことみんとすみちゃんもよーく考えてね~!

いいですか?

その答えは・・・

気になる答えは番組の後半で!

って、無駄に引っ張るバラエティ番組かっ!

 

ネット販売から輸出まで手掛ける明治創業の老舗、小西松楽園

ご存じの通り、高松市の鬼無地区は松盆栽の一大産地。
その中でもひと際広大な敷地を持つ小西松楽園さんは、明治期創業の老舗盆栽園です。その多くは種から1本1本愛情を込めて育てられ、路地植えのものも含めると何万本にもなるんだとか。

ちなみに、かわいらしいメダカが泳いでいましたが、これは売り物ではなくまったくの趣味との事。
繁殖してるんじゃないかと思うくらいたくさんいたので、思わずお値段を聞きそうになりました(笑)

今回、園内のご案内をしていただいたのは四代目となる小西康雄さん。

初めは物静かな紳士という印象だったのですが、盆栽の話になるとあれもこれもと話が止まらない。実は熱い心の持ち主である事がヒシヒシと伝わってきます。

その豊富な経験と知識を惜しみなく披露され、BGPもメモが追い付かない!

いろいろお聞きしたいことはあったのですが、これは聞き役に徹したほうがいろんな引き出しをお持ちなので逆に楽しいんじゃないかと、素直に流れに従うことにします。

こちらは、輸出するための検疫基準に対応した盆栽たち。

欧州向けのものは一鉢一鉢タグを付けて管理されているんだそう。

米国向けのものはカヤのようなスペースに入れて管理。

ここ数年の世界的な日本ブームもあって、松盆栽も海外からかなり注目されるようになりました。盆栽はもとより、本格的な日本庭園を造られる外国人の方も多く、新型コロナが流行するまでは多くのバイヤーさんが海外から訪れていたんだそう。
国によって検疫の基準が違っているので、それらに対応するのもひと苦労でしょうね。

そして次に案内されたのが、今年の春に種まきしたかわいらしい松の芽たち。

小西松楽園さんで採れた種と、農協から仕入れた病気になりにくく改良された種。こんなところにもテクノロジーが進化していることに驚きです。

そして、2年経ち、

少しずつ形を整えながら3年、

5年経って、ようやく量販店さんへ出荷できる盆栽に育ちます。

まともな値段が付くまでに5年もかかるんだから、好きじゃないとやれませんよねと小西さんは笑いますが、ホームセンターなどで売られている価格を思い出すと、労力の割には報われてないんじゃないかと余計な心配をしてしまいます。
1年を通してまともに休めるのはほんの数日、夏になれば日に何度もこの広い園内に水を巻き、間引きや接ぎ木、形を整えるための針金を巻き付けたり、台風が来ようものなら強風に対する備えもしなければいけない。
本当に、丹精込めて育てた努力の結晶なのです。

接ぎ木などの細かいテクニックも解説していただきました。

こんなに小さいのに、しっかり松ぼっくりが付いてるのにもほっこり。

良い盆栽とはどういうものかと簡単にお聞きすると、ひとつは樹齢。そして幹の曲がりや葉の付き方、バランスの良し悪しで価値が変わってくる。100年、200年と受け継がれたものだと、それこそ価格は青天井なんだそう。
「この鉢で片手ぐらいですかね」と指さされた盆栽なんて、素人目で見てもゴージャスなのが分かりました。

という事で、以上をふまえて最初のクイズです。
どちらが高そうに見えますか?

ここまで読んでいただいた読者の皆さんにはもうお分かりですよね?

答えはこちら!

2人とも当たったかな?

もうええって!(笑)

 

ブルーベリー園で試食させてもらいました!

小西さんのご厚意で、園内にあるブルーベリーのハウスにも案内していただきました。

もうそろそろシーズンは終わりだそうですが、一般の方向けにブルーベリー狩りが楽しめるよう開放されているとの事。
そのまま口に放り込むと、何とも言えない甘~い果汁が!

来年はまた6月頃から楽しめるそうなので、ぜひお伺いしたいと思います。

ことみん、ちゃんと次の代のリーダーに引き継ぎしておいてね!(笑)

小西松楽園さんは、卸売りや輸出が中心なので店舗としてしっかり行っているわけではありませんが、ネットからも購入することができます。
また、常に対応できるとは限りませんが、直接お越しいただいてもご購入できるそう。

家庭用のちょっとした鉢から、思わず愛好家が唸ってしまうほどの立派な鉢まで揃っています。念のため、事前にお電話されて伺うといいと思いますよ。

おしまい。

 

モデル=Bonsai☆Girls Project(ことみん、すみちゃん)/instagram @bonsai.girls.project

 

店名株式会社小西松楽園
所在地高松市鬼無町佐藤217
電話番号087-881-2912
営業時間
定休日
駐車場あり