今回は、ファッションモデルとしても活躍する内田真湖さんにモデルになってもらい、高松シンボルタワーがエモい理由を挙げたいと思います。
全国から多くの観光客が訪れ、盛り上がりを見せる瀬戸内国際芸術祭。この9/29からは秋会期も始まりますが、各島々へ渡る玄関口・高松港のすぐ隣に立つ高松シンボルタワーを素通りしていませんか? 実はカメラ初心者でも割と簡単にエモい写真が撮れたりするのです。
今回は、高松シンボルタワーがフォトスポットとして抜群のロケーションである理由と、いつもよりちょっとエモい写真が撮れるコツをお伝えしたいと思います。
理由その1. 雨天でも明るく撮れる場所がある
ここ数年 Instagram などを眺めていると、ハイキーで明るく撮った写真がエモいみたいな風潮にあるようです。なのでエモ写真を撮るためには天気を気にしながら計画を立てたりしないといけません。
でも、必ずしも好天に恵まれるとは限りませんので、保険として雨に濡れないフォトスポットも押さえておきたいもの。
その点、高松シンボルタワーにあるオリーブタワーは全面ガラス張りなので、晴れた日はもちろん、雨が降っても割と明るかったりするのです。もちろん屋内なので雨に濡れる心配もありません。
実はこの日のロケはあいにくの天気どころか、明日には台風直撃かというやばい天気。雲も厚く昼間なのに薄暗い残念な状況だったのですが、それほどカメラの設定をいじらず撮影できました。
最上階に続く螺旋階段のところ。晴れた日は逆にシャッターを絞らないと白飛びしまくりなのですが、曇りや雨の日はいい感じに光が拡散して柔らかい写真が撮れます。
その下の階に降りると、シンボルタワーのスタッフさんおすすめのカラフルなちょうちんが飾られていました。いろんな角度から撮っていくとSNS映えする写真が撮れそうですね。
この場所は建物の中が白く、まるでレフ版のような作用をするので人物撮りなんかだと瞳がキラキラしていい感じ。初心者でも割と簡単にいい写真が撮れると思います。
友達や彼女をモデルにしてぜひたくさん撮ってみて!
理由その2. 近未来的なクールな写真が撮れる
高松シンボルタワーのホール棟とタワー棟をつなぐ通路は晴れた日も薄暗いのですが、その暗さをうまく使えばかっこいい写真を撮ることができます。また、これほど広く近未来的な背景は県内にはほとんど存在しませんからね。
私事で恐縮ですが、先日撮影の仕事で福島に行く途中、東京駅で乗り継ぎ時間に余裕があったので近くの東京国際フォーラムに立ち寄ったのですが、ある一角などはまさにそんなイメージです。
暗い場所を無理やり明るく撮ってもちぐはぐなので、ここでは僕はちょっと寒色にホワイトバランスを調整してクールに撮ってみました。
うまく階段を使ってみたり、あえて引きで撮って近未来的な空間を強調してみたりしてもいいですね。
1階のデックスガレリアに降りてみました。
地面すれすれから上を見上げてみると、迫力のある面白い画になったような気がするのですがいかがですか?
極端な話し、明るさや色は後で画像編集ソフトを使えばある程度はカバーできるので、薄暗い場所では手振れやピンボケしないことに意識を集中するのがポイントです。
理由その3. なんといっても高所からの眺望がエモすぎる!
そして最後はやっぱり高松シンボルタワーの高さを生かしたい!
という事でやってきたのは29階にある展望室。ここからは瀬戸内海や高松市内が一望! ただ景色を眺めるだけでも最高ですよね。しかも入場料は無料!
雨の日だったのでちょっと景色が残念なのですが、別の晴れた日に撮ったらこんな感じでした。
なかなか良いと思いませんか?
ただし、ここで人物を撮るなら窓際だと逆光になるので、景色と一緒に撮るなら晴れた日はちょっと辛いですね。
どうしても逆光で人物の顔が暗くなるなら、一層のこと割り切ってシルエットにするのも面白いですね。
壁際には椅子があるので、どうしても窓際で人物がうまく撮れないなら椅子に座って撮るという手もあります。
ここは本当に景色が良いので、真湖さんもスマホで写真を撮りまくっていました(笑)
今回は雨のため屋根のない8階屋上広場には行けなかったのですが、こちらは海側にあるので瀬戸内海がどー-んと見れます。これも後日撮った写真ですが。
晴れた日は階段状のウッドデッキに腰掛けて、ぼーっと過ごしてみるのもいいですよ。
という事で高松シンボルタワーが超絶エモいフォトスポットである3つの理由を挙げさせていただきました。商用撮影には管理者の撮影許可が必要ですが(今回の撮影も許可をもらっています)、観光目的などごく個人的な撮影ならマナーを守りながら撮るのはOK。
瀬戸内国際芸術祭に行くついでにカメラやスマホ片手にちょこっと立ち寄られてはいかがでしょうか? レストランやお土産店なんかもあるのでいろいろ楽しめますよ。
おしまい。
モデル = 内田真湖(うちだ まこ)/ Instagram @tamago._.mako
撮影協力 = amity愛媛
撮影 = 原田伸一(ガーハラダ)