8月5日より瀬戸内国際芸術祭夏会期も始まり、県内はアート一色。ここ三豊市にある古い酒蔵をリノベーションした三豊鶴さんでも食とアートを融合したイベントが行われると聞き、その開幕日に行われたレセプションにお邪魔しました。
三豊と言えばこの人。気が付けばガーカガワのレギュラー陣に名を連ねるようになった、美人の名残りのあるさっちゃんに今回も同行してもらいました。
時間を5秒あげるとすぐふざけるので、さっさと中に入ることにしましょう(笑)。
本イベントの主催者である合同会社三豊鶴さんは、地域の若手経営者5名で立ち上げた会社。2005年に廃業して老朽化が進んでいた元酒造「三豊鶴(旧横山酒造)」を2019年に継承し、施設の復活と継承をミッションに掲げて活動されています。
2021年には蔵の一部を使って1日1組限定のゲストハウス「三豊鶴 TOJI」をオープン。コロナ禍で観光需要が減る中でも家族旅行やワーケーション宿として人気なんだそうです。
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そして今回のこのイベントですが、その150年の歴史を持つ元酒蔵で8名のシェフと20名以上のアート作家によるコラボレーションがついに実現! 8月5日~11月6日の開催期間中、ハイレベルな食とアートを存分に楽しめる贅沢なイベントとなるようです。
150年の歴史を持つ元酒蔵がアートミュージアムに!「酒蔵 Art Restaurant 2022」開幕!
そしていよいよ「酒蔵 Art Restaurant 2022」の開幕!
レセプションのオープニングは、書道家の真澪さんによる書道パフォーマンス。華奢な体からは想像できない力強い筆に思わず見惚れてしまいました。
そして、代表社員の喜田さんをはじめとする創業メンバーの紹介。初めてこの三豊鶴の蔵を訪れた時の感動や、それとともに芽生えた継承することへの使命感、その後の苦労話などを披露していただきました。ただ残すだけじゃなく、元あるものをどう生かして長く継承していくのか… メンバーの中でもかなり侃侃諤諤(かんかんがくがく)があったそうです。
その後、来賓等による蔵開きのあと乾杯。和やかなムードでレセプションは進行していきました。
その後は「酒蔵 Art Restaurant 2022」に参加されるシェフやアート作家の紹介、挨拶などが行われながらのランチ。
料理は高松市にある「小料理 Yarn」のシェフ・和田さんによるもので、実際のランチでも提供されるものなんだそう。
どれも美味しかったのですが、僕が一番驚いたのがこのイワシ(かな?)を使った小鉢。ほどよい酸味としっかりとした味、プリッとした青魚の食感が夏バテしたこの体に染み入るようでした。
さっちゃんは、このアワビのような貝が入った小鉢が美味しかったそう。これも食感がすごく良かった!
カレーも、なんだろう… ちょっと和風っぽい出汁が入っているのかな? コクがあるのにあっさりしているので、ペロリと平らげてしまいました。これも美味しい!
開催期間中、多彩なジャンルの8名のシェフが、週替わりでコース料理を提供してくれます。地域が誇る地元食材を中心に、規格外産品や未利用魚なども活用するSDGs的な要素も盛り込まれたメニューなんだそうです。
また、毎週アート作家とシェフによるトークショーやライブクリエイションが行われるそうで、見て食べる以外にも楽しめるイベントとなりそうですね。
よく食べよくしゃべる、美人の名残りのあるさっちゃんは、ここぞとはかりにあちこちにお邪魔しています。せっかくなので僕も便乗、スタッフの方やアート作家さんたちとしばし歓談させていただきました。
広報担当のゴメちゃんこと牛込さん。元々さっちゃんとは知り合いだそうで、なんかガールズトーク(?)に花が咲いていました。ゴメちゃん、今回はいろいろ親切にしていただきありがとうございました。
食事と歓談の後は、ゴメちゃんによるアートツアー。150年の歴史を有する酒蔵全体に、20名以上のアート作家による170点以上の作品が展示され、その様子はまるでミュージアム! これだけの作品が一堂に会することなんて滅多にないので、これだけでも本当に価値のあることだと思います。
各作家さんによる解説もいただきながらアート作品をしばし鑑賞しましたが、本当にいいアートに触れると自分でも描きたくなるんですよね。
元酒蔵の特性を生かしたアート作品もありました。これは圧巻!
どちらかというと、普段は特定の作家さんなどのアート展にお邪魔して、その人の世界観にどっぷりと浸るのが好きなのですが、ここまで多種多様な、しかも作品によって世界観や志向がガラッと変わるのもまたいいものです。自分のしょうもない感性がぐちゃぐちゃになっていくのが案外心地よかったりします。
個人的にはこういう見る人によって受け取り方や解釈が変わるデザイン画が好きです。一見バラバラなようで、色彩のトーンとか有機的なパーツなんかがまとまっていて、奇抜なんだけどなぜか心が安らぐような感覚を受けました。
元々あったものをうまく利用したアートも素敵ですよね。三豊鶴のラベルをモチーフにした作品です。
なにせ170点以上もあるから見ごたえがあります。当然好き嫌いもあると思いますが、それらも含めてご自身の感情がどう動くのか観察しながらアートに触れるのも楽しいですよ。
この週末は、アートと食にふれるちょっと贅沢な時間を三豊鶴さんでぜひ味わってみてはいかがでしょうか?
予約やイベントの詳細は公式webサイトでご確認ください。
⇒ 酒蔵 Art Restaurant 2022
イベント名 | 三豊鶴 酒蔵Art Restaurant |
開催日時 | 2022年8月5日~11月6日10:30~22:00 ※開催日は8/5~7、8/11~14、8/19~21、8/26~28、9/2~4、9/16~19、9/23~25、9/30~10/2、10/7~10、10/14~16、10/21~23、10/28~30、11/3~6のみ |
開催地 | 三豊鶴 三豊市詫間町詫間須田5437 |
参加料 | 無料 ※レストランのみ有料 ランチ2,200円~、ディナー6,600円~(開催日により変動あり) |
主催者 | 合同会社三豊鶴 |
お問合わせ | 080-5876-3688 |