ガーカガワ

「CHA Cafe 紫藤茶館」で中国人マダムから中国茶の作法を教わってみた。

坂出市にある「CHA Cafe 紫藤茶館」で、中国人マダムによる本格的な中国茶の作法が体験できると聞き、さっそくお邪魔してきました。

 

国内では1990年代に痩身効果が期待できるとウーロン茶がブームとなり、その後さまざまな種類のお茶が一般の人たちにも飲まれるようになった中国茶。
半面、一気に身近なものとなった事で、中国茶についての歴史やその奥の深さ、作法などがあまり知られることも無かったのではないでしょうか?

そこで今回は、せめてその一端でも知ってみようと、中国人マダムに中国茶の作法を教わってきました。

 

優雅に美味しいお茶を「楽しむ」事が中国茶の極意

今回、スーツ少女隊ならぬ浴衣少女隊がお邪魔したのは、坂出市林田町にある「CHA Cafe 紫藤茶館」さん。
こちらでは、中国出身のマダム、オゥ・スーニィさんが本格的な中国茶の作法を教えてくれると聞き、否が応でも期待が高まります。

お店にお邪魔すると、本格的な中国の茶器や茶葉が所狭しと並び、まるで中国人のご家庭に招かれたかのような温かい雰囲気でした。

中国での茶の飲用は魏晋南北朝時代(439~589年)に始まったとされ、唐代にはさまざまな飲み方や茶器の原型となるものが考案されました。その後、何代もの王朝を経て製法や喫茶法が進化しつつ広く中国全土に広まっていきました。

茶芸としての中国茶は意外と歴史は浅いそうで、もともと中国には日本のような「お点前」はなく、1970年代に台湾で日本の茶道を参考に創始されたんだそう。
日本の茶文化とは「客をもてなす」事、中国は美味しいお茶を「楽しむ」事というのが一般的な認識のようです。

それではさっそく中国茶の作法のひとつである「茶修」を教わっていきます。
茶修の極意は、精神を落ち着けてお茶に集中する事だそうで、茶を入れる人は基本的に無言で、一連の動作に「礼儀」「敬意」「感謝」の気持ちを込めるのだそう。

今回、横から観察していた一連の流れとしては、

①茶器全体に熱湯を注いで、温める。茶器が温まったらお湯は捨てる。

②茶壷に茶葉を入れ、茶葉そのものの香りを楽しむ。

③茶葉の入った茶壷に熱湯を注ぎ、最初に注いだお茶は飲まず「洗茶」を行う。再度熱湯を注ぎ、少し蒸らした後に茶壷から茶杯に注いでいきます。

④茶杯の持ち方などをレクチャーされて、どうぞ召し上がれ!

急にカメラ目線が来て焦った…(笑)

そして、優雅でありながら優しい笑顔で接してくれるオゥ先生としばし談笑しながら楽しい時間を過ごし、

「じゃあ、実際にお茶を入れてみましょうか」と、少女隊にすすめられていざチャレンジ!
ゆるやかに弧を描くように動かすと、自然と姿勢も良くなり優雅に見えるというアドバイスをいただきながら実際にやってみると…

アチチチチッ…

なんとか上手にできました!

その後、特別にちょっといいお茶もいただき、しかも縁起のいい事に茶柱も立ち、優雅な中国茶のひと時を過ごすことができました。

普段、中国茶を飲むことはあっても、ここまで本格的に作法が学べる機会はそうそうないと思います。
今回は、大変貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました!

尚、今のところ茶修体験は土日のみ。事前にご予約の上ご訪問ください。

 

モデル=スーツ少女隊(Sana、Fuka)
撮影=ガーハラダ

店名CHA Cafe 紫藤茶館
所在地坂出市林田町324-2
電話番号090-8283-9023
営業時間10:00~17:00
※事前予約要
※中国茶作法体験1人500円
定休日土日のみ営業
駐車場あり