ガーカガワ

ローカルメディア「ガーカガワ」って利益出てる?現状の立ち位置と今後の方向性について

約3年半運営してきたローカルwebメディア「ガーカガワ」の現状(媒体力、方針、マネタイズ)や今後の方向性などを備忘録としてまとめました。

 

こんにちは。
ガーカガワ編集部のガーハラダです。
「ガーさん」「ガーカガワのおっちゃん」「ガー子」「編集長」などなど、ここ3年半であだ名も増えました。ガチ昭和世代の52歳、「そんな歳には見えない!若~い!!」と言われることを至上の喜びとしております。(笑)

さて、実は… というか、もうかなり知れ渡ってしまっているので今更なのですが、先日取材中にちょっと大きな怪我をしてしまいました。

とあるイベントで気球の撮影をしていたところ、ファインダーを覗いていて視野も狭くなっていたのでしょう、何かに躓いて、かなり派手にコケてしまいました。大勢の関係者の皆さんや観光客の皆さんの目の前で救急車で運ばれ、結果、額を4針縫い、左肩剥離骨折というちょっとした惨事となりました。

幸い経過も良く、手術・入院は回避できましたが、場所が場所だけに多くの人に知られてしまい、たくさんのお見舞いのメッセージや、イベント運営者さんがわざわざお見舞いにお越しいただいたりと、大変ご心配をお掛けしました。
この場を借りまして、心よりお詫びと御礼を申し上げます。

ただ、まったくの自業自得ではあるのですが、このことで何度も通院を強いられ、1週間程度安静にしていた事もあり、本業にかなり影響が出てしまいました。皆さんの励ましに感謝する一方、ふと「こんなになってまでガーカガワを運営する意味はあるのか?」みたいな事を考えてしまったんですね。
運営を始めて約3年半、ここに来て初めての心理的なブレーキです。

後でもふれますが、ガーカガワを運営する事で得られる直接的な収益はほとんどありません。サイトを維持するための費用や取材にかかわる一切の経費は僕の本業からの収入で賄っています。ざっくりとですが、この3年半につぎ込んだ経費は、人件費も入れると軽くベンツは買えるでしょう。
ベンツを買って乗り回すより何百倍も楽しい経験をさせてもらっていますのでお金に関しては後悔はありません。問題なのは、単なる自己満足なんじゃないのかという事と、ガーカガワに存在意義があるのか? という事なんですね。

という事で、変なタイミングではありますが、この機会にローカルメディアであるガーカガワの現状と、さらに今後の展望なども整理してみたいと思います。

 

現在の媒体力はどれくらい?

実は、どれだけ閲覧されているかというページビュー(以下、PV)については、ここ1年ほど伸び悩んでいて、月におおよそ15万~20万PVといったところです。
これに、記事を出稿しているYahoo!(ニュース、ライフマガジン)、SmartNews、Googleニュース、aumoほか他媒体も合算すると月50万PVみたいな規模感になるのでしょうか。

1記事あたりのPVは、まれに数万PVみたいなメガヒットはありますが、おおよそ記事公開から最初の1週間で5,000もいけばヒットかなというイメージ。現実的には2,000PVだと御の字というのが現状の数値です。(いずれもガーカガワ単体での数値)
ただ、現実的には記事は半永久的に掲載され、検索流入がそこそこ期待できますので、実は長期的なプロモーションに向いているとも言えます。

読者層はざっくりとこんな感じ。

実は大阪府民の皆さんから結構読まれてたりするんです(笑)

PV数については、単純なインパクトで言うと「100万PVすごっ!」みたいになるのですが、記事を書いてもらう人たちにとってはPV数より反応数(来店や購入、リアルな反響など)が大事なのは言うまでもありません。

実際、単純にPV数だけを追いかけるのは簡単なんです。開店・閉店情報とイベント情報に力を入れて、何なら1記事を数ページに分割したり、関連記事のリンクをマメにすれば月100万PVなんてすぐでしょう。
でも、それで反応の取れる媒体になりますか?という話です。詳しくは後で書きますが、現在多くのローカルメディア運営者さんから聞かれる「単純にPV数を追いかけるのではなく、1本の記事の質を高める」という事をガーカガワも意識しています。
もちろん全体のPV数はweb媒体としては意識していかないといけません。そういう質を重視しながら、時間はかかりますが、結果として100万、200万と積み上げて行ければ両輪が揃う媒体になると思っています。

例えば最近の事例ですと、あるパン屋さんのオープン前に取材をさせていただき即日記事をアップ、オープン日には約50mくらいの行列になったという事もありました。

もちろん、他にもプロモーションはされているはずですのでガーカガワの手柄という事でもありませんが、主だったweb媒体でオープン前に告知したのはガーカガワくらい、また記事公開日1日で約2万PVのヒットだったので、そこそこ貢献していると思われます。

他にも、「記事で取り上げたメニューの売り上げが2倍になった」「ランチがやたらと売れた」「ガーカガワを見て来たという人がちらほらいた」みたいな声をお聞きすると、取材に行ってよかったな…なんて嬉しくなっています。

 

記事の質については何を意識しているのか?

ガーカガワが記事として意識している事は主に以下の3点です。

・情報+人
・何かしらクスッ笑いの要素を入れる
・写真画像のクオリティはこだわる

告知板のようにプレスリリースをそのまま掲載する記事もあるのですべてではありませんが、少なくとも取材を伴う記事ではこの3点を意識するようにしています。その理由についてなのですが、

情報+人

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お気づきの読者さんも多いと思いますが、ガーカガワは他のローカルメディアさんと比較すると、圧倒的に「人」の露出が多いと思います。
ある時はお店のオーナーさんやスタッフさんを撮影したり、ある時は出演者さんを募ったり、モデルさんを同行させたり…

これは単純な話なのですが、「人の顔」を出すことで、親しみや信ぴょう性、感情移入を促すことができるからなのです。実は僕の本業のひとつにwebマーケティングのコンサルタントも行っているのですが、これは行動心理学的にも実証されているんだそうです。
例えばある飲食店さんの記事を書く場合ですと、単純にお店の内外観や料理だけを紹介するのに比べて、プラス「人」を出す方が読者さんの反応はまったく違ってきます。これは、実際に読み比べてもらうと分かりやすいですよね。

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また、最近は意図的に女性モデルさんを多用しています。理由としては、まず単純にメディアとして華やかになるから。
感情移入が起こりやすいという事は先に書きましたが、若い人たちは特にSNSを巧みに駆使しますので、モデルさんによる拡散や口コミも期待できますし、男性だけでなく女性にも綺麗なモデルさんは引きが良いので、記事としてのアイキャッチにはもってこいなのです。

最後に、やはり情報の先には必ず「人」がいます。バーチャルになりがちなwebだからこそ、血が通う、リアルでも人と人とを繋ぐ媒体でありたいと願っております。

何かしらクスッ笑いの要素を入れる

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どうせ伝えるなら楽しく伝えたい!
何かしらクスッ笑いを意識することで、ほんわりとした空気感を出したいし、本来なら興味のないテーマの記事でも「面白そうだから」という理由で見てもらいたい。そして、普通に伝えたのではスルーしてしまう人たちの中からもそのテーマに興味を持つ人が出てくれば、すそ野は広がりますよね。

また、例えば「スーツ隊」のような企画ものは、実際のPV数なんてほとんど意識せず、取材を口実に実は自分たちが楽しんでいる一面もあります。
案外人は何か口実があれば仕事以外の時間を楽しく過ごせるもの。「何か面白い事をやりたい!」「人生に潤いがない」と思っている人は多いはずですので、そういった場をガーカガワで提供できればと考えています。基本的にめんどくさい人以外は大歓迎なので、仲間になりたい人はぜひお声がけください(笑)

写真のクオリティにはこだわる

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最初にガーカガワを始めようとした時、どうせなら個人ブログではなく「メディア」を作ろうと思いました。
そのためにはどこかプロらしさ(クオリティ)を担保しないといけないので、そのひとつとしてガーカガワは写真画像にこだわりました。

有難い事に「ガーカガワは写真がいいよね」と取材先の方々からお褒めいただくのですが、料理にしろ花にしろ景色にしろ、ヘタな写真ではその良さが伝わらないどころか、逆に印象を悪くする事だってあります。
よく食べログなどで読者さんが料理の写真をアップしていますが、お世辞にも美味しそうに見えない写真は多いですよね。

インスタ映えという言葉があるように、ここ数年一般の人の写真に対する目はかなり肥えてきましたので、写真画像だけで記事の良し悪しが決まってしまうと言っても過言ではありません。
逆に文章自体はどんどん読まれなくなる傾向にありますので、少なくとも記事に表示されている写真画像を流して見るだけでもある程度内容は伝わるような写真撮影も意識しています。

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おかげで写真機材もかなりの出費となりました…

 

ガーカガワの収益・マネタイズについて

ローカルメディアを運営している人が口々に言われることは、マネタイズの難しさ。先にも触れたとおり、自慢じゃないですがガーカガワも直接的な収益はほとんどありません。

いちおうGoogleアドセンスといって1クリックいくらという広告は貼り付けていますが、読者さんはあまりクリックしてくれないですよね。1カ月で数千円みたいな感じなので、1回取材に行けば飛んでしまいます(笑)
売り込み営業はまったく行っていない事もあって、記事広告のようなものもたまに入ればラッキーですし、香川県は「御足代」「ほんの気持ち」のようなお金を包む文化も無いらしく、取材に関する経費はすべて自腹、単体でいえば大赤字です。

ただし、ガーカガワを運営するうえでまったく収益的には意味がないのか?と言われれば、実はそうでもなかったりします。
当然ですが取材等でいろんな人と知り合えますし、つながりも出来ます。そういった中でweb制作や写真撮影、広告宣伝等のプロモーション、出店コンサルタントなどのお仕事をいただきます。

実際、直接的な収益があがるようになればやれる事も増えますし、外注や人件費、ギャラなどで金銭的にも地域に還元できます。マネタイズについては、そろそろ真剣に考えないといけないテーマなのかなと思います。

 

今後のガーカガワの方向性について

実はいろんな野望があるのです。(笑)
元々はまったく方向性なんて決めずに、ただ面白さだけを追いかけた結果が今なのですが、これからは既存の枠にとらわれず、実はリアルな場をもっとつなげるハブ的なメディアになりたいと思っています。

長く事業を行っている人ならプロモーション(広告・宣伝)の重要性は十分理解されているとは思いますが、その割には一番経費をかけられない部分でもあると思います。プロモーションは継続かつ戦略的に行わないと効果が出ないのですが、そのあたりをガーカガワがもっとかかわれる事はできないだろうか。

また、おじさんおばさん達は自分たちの利益ばかり考えて、若者たちを育てるという意識が年々薄れているようにも感じます。せっかく良い大学を出ても、地元には低賃金の仕事や派遣の仕事しかないなんておかしいと思います。
お金を貯めこんでいる人たちから広告料などでぶん取って、若者たちに仕事として還元していく流れも作っていかないとという使命感もあります。

そして何より、香川も含めた今の日本には面白い事が少なすぎる!
年収の高い事がステータスとなっていますが、馬車馬のように働いてもお金以外は何も残らないなんて悲しくないですか?
物欲はストレスの裏返しだと思います。何を隠そう、ひと昔前の僕がそうでしたから(笑)
高級なモノにお金を使って承認欲求を満たさなくても良い、本当の面白い場もどんどん作っていきたいと思っています。

僕もいい歳なので、僕が現役で動ける間にできる事も限られるとは思いますが、もし、近い将来ガーカガワがそういうメディアになっているのなら、そこにいる運営者は僕じゃなくても良いと思っています。
そんな事も考えながら、いろんな人とかかわり、ある人には運営を手伝ってもらったりもしています。

そういう意味で、ガーカガワが皆さんの表現の場であったり、プロモーションの場であったり、面白い事をやるための口実になる場であったり… そんな人と人をつなぐハブ的なメディアになれたらいいなぁ~と思っています。

あっ、「このまま運営する意味はあるのか?」とか言いつつ、結局やるんや…(笑)

 

長々ととりとめもない話で失礼しました。